Google、「Gemini 3.6 Flash」などFlash系の新3モデル発表 高速・低コスト化、3.5 Proは延期続く

2026年7月22日 10:28

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Googleが公開した3.1pro, 3.5 flashとの性能比較図

Googleが公開した3.1pro, 3.5 flashとの性能比較図[写真拡大]

 米Googleは米国時間7月21日、生成AI「Gemini」の新モデルとして、「Gemini 3.6 Flash」「Gemini 3.5 Flash-Lite」「Gemini 3.5 Flash Cyber」を発表した。企業が大量の処理をAIに任せる「AIエージェント」の普及を見据え、処理速度やコスト効率、信頼性を高めたという。

中核となる3.6 Flashは、プログラミングや文書作成、画像・表を含む資料の分析能力を改善した。Googleによると、従来の3.5 Flashより出力トークン数を17%削減し、複数の手順や外部ツールを使う作業も少ない処理回数で完了できる。料金は100万トークン当たり入力1.50ドル、出力7.50ドルで、従来モデルより出力単価を引き下げた。

3.5 Flash-Liteは、大量の検索や文書処理などに向けた高速・低価格モデル。外部評価では毎秒350トークンを出力し、料金は入力0.30ドル、出力2.50ドルとなる。両モデルはGemini APIやGoogle AI Studio、Geminiアプリなどで同日から提供が始まり、Flash-LiteはGoogle検索にも順次導入される。

一方、3.5 Flash Cyberは、ソフトウェアの脆弱性を発見・修正するサイバーセキュリティー特化型だ。悪用を防ぐため一般公開せず、政府機関や信頼できる提携先に対し、コード修正エージェント「CodeMender」を通じて限定提供する。

注目される上位モデル「Gemini 3.5 Pro」は今回も公開されなかった。当初予定された6月から7月へ延期され、7月17日と報じられた時期も過ぎており、これまでに少なくとも2度、提供時期が先送りされた形だ。Googleは現在、提携企業とテスト中で「準備が整い次第、広く提供する」と説明している。今回の軽量モデル投入は、Pro版の開発が長引くなかでも、実用的なAIを先行して市場へ届ける戦略とみられる。

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