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リークまとめ:iPhone 18 Proは可変絞りカメラ・大幅なバッテリー改善に新色「ダークチェリー」も―9月発表が有力

2026年9月の発表が有力視されるiPhone 18 Proについて、サプライチェーンアナリストや業界関係者から複数の情報が出そろいつつある。写真は2025年9月に発売されたiPhone 17(コズミックオレンジ)。Photo by James A. Molnar on Unsplash[写真拡大]
※この記事はTech Timesから提供を受けた「iPhone 18 Pro Camera Goes Mechanical: Variable Aperture, 2nm Chip, Dark Cherry Due September」を日本向けに翻訳・編集したものです。
2026年9月の発表が有力視されるiPhone 18 Proについて、サプライチェーンアナリストや業界関係者から複数の情報が出そろいつつある。最大の注目点はカメラで、iPhone史上初となる機械式可変絞りの搭載がアナリストらによって予測されている。
ただしAppleは本稿の内容を含め、iPhone 18 Proに関して一切公式発表を行っておらず、以下の情報はすべてリーク・サプライチェーン情報・業界関係者の証言に基づくものである。iPhone 16 Pro以前のユーザーにとってはアップグレードを検討する材料になりうるが、詳細は秋まで未確定のままだ。
■iPhone 18 Proに何が起きているのか
サプライヤーの部品調達が進み、2026年9月の発売が近づくにつれ、iPhone 18 Proは「光学系の進化」を主軸とする異例のアップグレードサイクルになりつつあるとみられる。サプライチェーンアナリストや業界関係者のリーク情報によれば、Proラインのメインカメラがフェーズで最大の変化を迎える。iPhoneとしては初めて、機械式の可変絞り機構が搭載される見込みだ。
AppleはiPhone 18 Proに関して何も確認していない。本記事のすべての情報は、サプライチェーンアナリスト、ハードウェアサプライヤー、複数の匿名業界関係者から得たものであり、それぞれの情報の信頼性には幅がある。
■カメラ:iPhone史上初の機械式可変絞り
iPhone 14 ProからiPhone 17 Proまで、メインカメラの絞り値はf/1.78固定のまま4世代にわたって変わっていない。レンズ開口部は物理的に閉じることができないため、あらゆる撮影シーンで同一の露出設定が適用される。明るい場面での白飛びはソフトウェア処理で補正し、ポートレートのボケも計算処理によってシミュレートされている。
サプライチェーンアナリストのMing-Chi Kuo氏は2024年12月、iPhone 18 Proの両モデルにメインカメラの可変絞り機構が搭載されると報告した。Appleはこの機能をiPhone 17 Proへの搭載も検討したが、2026年に先送りしたという。2026年4月までには、絞り羽根(アイリスブレード)アセンブリのサプライヤー生産が予定通り開始されており、9月の発売に向けた工程は順調とみられる。
部品の発注先として名前が挙がっているのは2社だ。Kuo氏がレンズモジュールメーカーとして特定したSunny Optical(舜宇光学科技)と、絞り羽根システム向け製造装置を提供するオランダのBE Semiconductorである。iPhone 18 Proのカメラモジュールのコストは、現行機の約1.5倍になると見込まれており、Appleがこのコスト増を吸収するか、販売価格に転嫁するかは現時点で明らかになっていない。
■可変絞りの仕組み:ソフトウェアのぼかしではなく物理的な羽根の動き
カメラの可変絞りは人間の瞳孔と同じ原理で動作する。金属製の羽根が重なり合って円形の開口部を形成し、物理的に広げたり絞ったりすることで、センサーに届く光量をソフトウェア処理の前段階で制御する仕組みだ。一般的なカメラでは、f/1.4(開放、低照度に強く、被写界深度が浅い)からf/22(絞り込み、明るい環境での撮影、広い被写界深度)までの範囲でコントロールできる。スマートフォンでは物理的なスペースの制約から可動域は限られるが、基本原理は同じだ。
スマートフォンへの可変絞り搭載を最初に試みたのはSamsungで、2018年のGalaxy S9が先駆けとなった。ただし当時の実装はf/1.5とf/2.4の2段階切り替えのみで、連続可変ではなかった。レビュアーからは「選択肢が粗すぎて実用的なクリエイティブ効果が得られない」との評価を受け、Samsungは翌年のGalaxy S10からこの機能を削除している。2024年に発売されたXiaomiの14 Ultraはf/1.63〜f/4.0の連続可変を実現し、狭い絞りで自然な光芒(スターバースト効果)を生じさせ、動画での本格的なボケ表現や、明るい環境でのデジタル補正に頼らない撮影を可能にした。
AppleのiPhone 18 Pro向け実装は連続可変式になる見込みとされているが、具体的な絞り値の範囲は確認されていない。サプライヤーの生産タイムラインから確認されているのは、ソフトウェアシミュレーションではなく、実際に金属羽根が動いてレンズ開口部を変化させる多枚羽根のアイリス絞り機構が採用されるという点だ。
技術的な観点から一点挙げておくと、被写界深度効果は焦点距離が長いほど顕著になるため、望遠レンズの方がよりダイナミックなボケ表現に向いているという側面がある。広角メインカメラにおける可変絞りの主な実用的メリットは、ニュートラルデンシティフィルターやデジタル処理に頼らずに明るい環境でも露出を絞れる点にある。特に動画撮影での効果は明確で、絞り込みによるシャッタースピードの低速化が自然なモーションブラーを生み、現行の固定レンズでは光学的に実現できない映画的な映像表現が可能になる。
■A20 Proチップ:FinFETからGAA(ゲート・オール・アラウンド)ナノシートトランジスタへ
A20 ProはAppleとして初めてTSMCのN2(2nm)プロセスで製造されるチップになる見込みだ。これは単に数字が小さくなるだけでなく、製造技術の根本的な転換を意味する。
A14からA19 Proまでの歴代iPhoneチップはすべてFinFETトランジスタを採用している。FinFETとは、電流の流れを制御する基本的なスイッチ(トランジスタ)が3次元の「鰭(フィン)」形状をしており、ゲート金属がシリコンチャネルの3面から接触する設計だ。しかし3nmノードに達した現在、FinFETは物理的な限界に近づいている。フィンが極めて細くなったことで、トランジスタをオフにした状態でもゲートが電気的な漏れを十分に抑止できなくなる「ドレイン誘起障壁低下(DIBL)」と呼ばれる不具合が起きやすくなっているためだ。
TSMCのN2プロセスはFinFETに代わり、GAA(ゲート・オール・アラウンド)ナノシートトランジスタを採用する。単一のフィンではなく、水平方向に積み重なった3〜4枚の超薄型シリコンナノシートを縦に並べた構造で、各ナノシートの4面すべてをゲート金属が完全に取り囲む。これによりチャネルに対する電気的制御が大幅に向上し、3nmを悩ませてきた漏れ電流が抑制される。TSMCの公開データとアナリスト予測によれば、A19 Proと同等の電力消費でCPU性能が約15%向上するか、同等性能を約30%少ない消費電力で実現できるとされている。
AppleはTSMCの2nm生産能力の半分超を確保し、2025年第4四半期に量産が始まったこのプロセスノードの主要な恩恵を受けるポジションにある。A20 ProにはTSMCのウェーハレベル・マルチチップモジュール(Wafer-Level Multi-Chip Module)パッケージングも導入される見込みで、CPU・GPU・Neural Engineと同一ウェーハ上にメモリを直接統合する構造だ。Pro両モデルは12GBのRAMを搭載するとみられている。演算コアとメモリの物理的な近接化により、データ転送に要するエネルギーコストが低下し、Apple Intelligenceのタスク、ゲーム、リアルタイムのカメラ処理において実質的なメリットをもたらすと予測されている。
■バッテリー:3つの要因が重なる
iPhone 18 Pro Maxには、わずかに大型化したバッテリーセルが搭載される見込みとされている。Digital Chat Stationからのリーク情報によれば、標準Proモデル(米国eSIMモデル)が約4,288mAh、Pro Maxが5,100〜5,200mAhで、iPhone 17 Pro Maxの5,088mAhからやや増加するとされる。ただしセル容量の増加だけで全体像は語れない。
2つ目の要因はA20 Proの電力効率の改善だ。同じ処理をより少ない電力で実行できるチップは、バッテリー容量が変わらなくても動作時間を延ばす。iPhone 17 Pro Maxは独立したバッテリーテストにおいて35機種のスマートフォン中で首位に立っているが、これは物理的なバッテリーの大きさによるものではなく、A19 Proチップの電力効率によるものだ。2nmへの移行はこの優位性をさらに拡大するとみられる。
3つ目の要因は自社開発C2モデムだ。AppleのC1モデム(第1世代)はiPhone Airで初搭載されたが、C2はその後継となり、iPhone 18 Proラインに採用されてQualcommのモデムを完全に置き換えるとの見方がある。モデムはスマートフォン内で最も電力を消費するコンポーネントの一つだ。アプリケーションプロセッサと同一の設計思想のもとで開発された自社モデムにより、チップ間通信のオーバーヘッドが削減される——Qualcomm製モデムを採用する設計では、別チップとのバスインターフェース通信に消費されていたエネルギーが節約できる。C2はmmWave 5G接続のサポートと、モバイルネットワークが取得できる精密な位置情報を制限するプライバシー重視モードも備えるとみられている。
わずかに増えたバッテリー容量、約30%効率が向上したプロセッサ、より密に統合されたモデムという3つの要因が重なることで、バッテリー面の改善は単一の技術的決断ではなく、複数の設計変更が相互に作用した結果として現れる見込みだ。
■ダイナミックアイランドが約35%縮小
リークされたダミーユニットの実測値によれば、iPhone 18 ProではダイナミックアイランドのカットアウトがFace IDの構成部品の一部をディスプレイ下に移動させることで、約35%縮小するとされている。Face IDの赤外線照射部(フラッドイルミネーター)がOLEDパネルの下に移行することで、ディスプレイ面を貫通する必要のある部品が減り、カットアウト幅が現在の約20.76mmから約13.5mmへと縮小する見込みだ。
前面カメラ自体のディスプレイ内蔵は、現時点での報告では少なくとも2027年まで先送りとなる見込みだ。今回移動するのは赤外線センサー群で、肉眼では見えないが現状ではダイナミックアイランドのスペースを占有している。BloombergのMark Gurman氏もこのダイナミックアイランド縮小を独自に確認しており、今回のiPhone 18 Proリーク情報の中では制度が高いとされる情報の一つとなっている。
iPhone 16シリーズで導入されたカメラコントロールボタンについても改訂が報告されており、初期の報告ではコントロール体系が簡略化される見込みとされている。
■新色:ダークチェリーとダークグレー
iPhone 17 ProのコズミックオレンジがAndroidデバイスやアクセサリーへの模倣を招くほど商業的に成功したとされることを受け、2026年のシグネチャーカラーとして「ダークチェリー」が登場する見通しだ。リーカーのSonny Dickson氏が撮影した物理的なダミーユニットの写真では、鮮やかな赤みがかったピンクの色調が確認できる。実物を手にした関係者の描写はバーガンディ、チェリー、濃いパープルとさまざまだが、早期のデジタルレンダリングが示した色よりも実際にはピンクに近く明るいという報告もある。
現時点で報じられているカラーラインアップは、ダークチェリー、ライトブルー、ダークグレー、シルバーの4色。コズミックオレンジとディープブルーは廃番となる見込みとされている。
iPhone 17 Proラインから黒系カラーが消えたことへの不満を踏まえ、2026年モデルではダークグレーがそのニーズに応える格好となる。
また、カメラバンプの背面ガラスがチタンフレームの色調と現行モデルよりも近くなる見込みで、iPhone 17 Proのアルミシャーシ採用以降に指摘されてきたツートーンの見た目が改善される可能性がある。
■iPhone 17 Proユーザーはアップグレードすべきか
正直なところ、可変絞り機能を特に待ち望んでいたのでなければ、おそらくその必要はないだろう。
iPhone 17 Pro MaxはCNETのバッテリー持続時間テストで35機種中首位に立っているが、これはバッテリー容量が大きいためではなく、A19 Proチップの効率によるものだ。A20 Proはその優位性をさらに拡大するとみられるが、すでにテスト済みのあらゆるAndroid端末を上回る機種において、さらなる改善の余地は限られる。
ダイナミックアイランドの縮小は目に見える変化だが、体験を根本から変えるものではない。新色はあくまで外観上の変化だ。本当にアーキテクチャレベルでの変化と言えるのは可変絞りのみであり、その効果が最も発揮されるのは動画撮影や明るい屋外での静止画撮影であって、日常的なSNS向け撮影での差は小さい。
iPhone 16 Pro以前のユーザー、あるいはそれより旧い機種を使用しているユーザーにとっては、アップグレードの理由はより強い。3nm FinFETから2nm GAAへの移行は、2023年にA17 Proで5nmから3nmに移行して以来最大のプロセスノードの転換だ。サードパーティのモデムへの依存を脱し、ボケをシミュレートするのではなく光学的に生成するカメラと組み合わせれば、iPhone 18 Proはひとつ世代を超えた進化と言えるだろう。
一点、注意すべき点がある。iPhone 17 Proには耐久性に関する問題が指摘されており、Appleは2026年モデルでもこれを解決しないとみられる。昨年から採用されたアノダイズ処理のアルミシャーシが、一部のユーザーで数ヵ月以内に表面のチッピング(欠け)を生じさせた。Appleはこれを「通常の経年劣化」と判断し、保証対象外とした。
リーカーのFixed Focus Digitalによれば、iPhone 18 Proは同じ素材・同じ設計アプローチを踏襲する見込みとされている。iPhone 17 Proの仕上げに耐久性の問題を感じたユーザーは、この点が改善されていないことを念頭に置いておく必要がある。
■発売時期とラインアップ戦略
AppleがiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxを例年通りの秋のイベントで発表し、発表から数日以内に予約受付と出荷が始まると広く予測されている。2026年9月が有力な目標とされている。
2026年のラインアップで通常と異なるのは、それ以外の動きだ。Appleとして初の折りたたみスマートフォンとなる「iPhone Fold」は価格が2,000ドル(約33万円、1ドル=165円換算)を超えるとも噂されており、同じ発表の場に登場するとみられている。また、標準モデルのiPhone 18とiPhone 18eは2027年春まで発売されない見込みで、これはAppleが最も利益率が高く技術的に複雑なデバイスに製造リソースを優先配分するための意図的な判断とされている。通常モデルの購入を検討しているユーザーは待機が必要になる。
■注目ポイントQ&A
●iPhone 18 Proの可変絞りとは何か?
可変絞りとは、重なり合う金属製の羽根を使ってレンズの開口部サイズを物理的に調整する機械式の仕組みだ。現行のiPhoneではメインレンズの絞り値がf/1.78に固定されており、照明条件に関わらず変えることができない。可変絞りによりこれが変わり、明るい環境では絞りを絞ることで適切な露出制御が可能になり、暗い環境では大きく開けることもできる。ボケ効果もソフトウェアによるシミュレーションではなく、光学的なものとして得られるようになる。
●iPhone 18 Proはいつ発売されるのか?
AppleはiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxを2026年9月の例年通りのイベントで発表し、その後まもなく販売開始するとみられている。Appleは発表日を公式に確認していない。標準モデルのiPhone 18は2027年春まで発売されないとされている。
●iPhone 18 ProはiPhone 17 Proよりバッテリー持続時間が長くなるのか?
3つの要因が重なることで、持続時間が向上する可能性は高いとみられている。わずかに容量が増えたバッテリーセル、現行3nm A19 Proと比べて約30%高い電力効率の2nm A20 Proチップ、そしてQualcommのモデムに代わる自社開発C2モデムだ。iPhone 17 Pro Maxはすでに35機種のスマートフォンを対象としたバッテリー持続時間テストで首位に立っており、iPhone 18 ProはそのiPhone 17 Proの基盤の上にさらなる効率改善を積み重ねることになる。
●iPhone 18 Proのカラーは何色が用意されるのか?
現時点のリーク情報では、ダークチェリー、ライトブルー、ダークグレー、シルバーの4色が挙げられている。iPhone 17 Proのコズミックオレンジとディープブルーは廃番となる見込みとされている。ダークチェリーがシグネチャーカラーとなり、2025年モデルにおけるコズミックオレンジと同様の位置付けになるとみられている。
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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