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帝国繊維、調整一巡か 防災需要背景に反発基調
帝国繊維(3302、東証プライム市場)。1887年創業。「防災事業」「繊維事業」「不動産賃貸事業」が収益3本柱。消防ホース最大手。亜麻から機能繊維を創出総合防災事業へ。
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四季報のパラパラ読みで久方ぶりに帝国繊維という名に接し、まず頭に浮かぶのは、安田善次郎翁(1838年11月25日~1921年9月28日)の存在。金融事業を礎に多くの企業立ち上げと関わった御仁。旧安田財閥の祖。金融業に軸足を置きながらも現在のみずほフィナンシャルグループ、損保ジャパン、現安田生命などを設立。金融関連企業に留まらず、東京建物などの設立を行っている。
「強固な財務基盤」。自己資本比率、79.1%に象徴的。防災事業軸の帝国繊維が厳しい経営環境に身を置きながら増配体質を維持している点に見て取れる。
中長期投資の対象株。好修正済み好株価パフォーマンスに顕著。過去9年余りに限ってみても、2017年の初値時点で保有していると時価のパフォーマンスは86%強、かつIFIS目標平均株価3440円(本稿作成中の時価比600円方上値)。
主たる事業・商品は、こんな具合。
<防災事業>: 「消防・消火栓・送水用ホース」「防災資機材」「救助工作車など特殊車両」「消防被服・防護服」etc。
<繊維事業>: 「麻製品」「特殊(難燃性等)機能繊維製品」etc。
<不動産事業>: ショッピングセンター等の賃貸。
防災事業と取り組む代表企業。昨今の「地震」「火事」「風水害」が顕著な状況下で、収益動向で収益はどんな展開か。
2020年12月期は「8.6%減収、25.3%営業減益、45円配」。新型コロナウィルスパンデミックに伴う経済停滞、繊維事業低迷、線状降水帯災害がマイナス要因。
21年12月期は「2.0%増収、17.2%増益、45円配」も、以降も「9.4%減収、9.2%減益、50円配」-「6.3%減収、42.0%減益、50円配」-「12.3%増収、33.8%増益、50円配」-「6.9%増収、17.2%増益、55円配」。今12月期は「7.0%増収(360億円)、6.0%増益(43億円)、65円配」計画。収益が上向きに転じ5円増配となった25年12月期を決算資料は、こう記している。
「災害への不安定要因などは払拭されていない・・・が防災事業は原子力発電関連の大型防災資機材の売上が増加したことなどで、売上高は22億6900万円増も、繊維事業でアパレル向け麻素材の減少で売上高は8700万円減少した」。
時価は3000円台入り口。昨冬の3800円水準から右肩下がり。1月19日の新年高値で通過後、「4月23日2676円後、反発」基調。3年タームで捉えると昨冬水準からの初押し・反発基調場面とも見て取れるが・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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