関連記事
中東紛争終結期待や米テック株高を受け一時62000円台回復【クロージング】
*16:58JST 中東紛争終結期待や米テック株高を受け一時62000円台回復【クロージング】
21日の日経平均は6営業日ぶりに大幅反発。1879.73円高の61684.14円(出来高概算25億株)と終値ベースでは15日以来約1週間ぶりに61000円台を回復して取引を終えた。前日までの5営業日で3400円超下落した反動に加え、中東紛争の終結に向けた期待が高まり、前日の米国市場でハイテク株中心に買われたため、東京市場でも半導体・人工知能(AI)関連株中心に買い戻された。日経平均は買い先行後も上げ幅を広げ、前場終盤には61964.64円まで上値を伸ばした。後場には62043.53円と心理的な節目の62000円台に乗せる場面もあったが、大引けにかけてはやや利益確定も出て、上げ幅を縮めた。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、情報通信、電気機器、ガラス土石、非鉄金属など21業種が上昇。一方、鉱業、保険、海運、小売など12業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、イビデン<4062>が堅調で、この4銘柄で日経平均を約1496円押し上げた。半面、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、コナミG<9766>、SOMPO<8630>が軟調だった。
トランプ米大統領が20日、「イランとの交渉が最終段階にある」と述べ、これが戦争終結への思惑につながり、原油価格は大幅に下落。米長期金利も低下した。この流れを受け、東京市場でもテック株中心に値を上げる銘柄が目立ち、なかでも、傘下のファンドが出資している米オープンAIが早ければ22日にも米国での新規株式公開(IPO)を申請する準備を始めたと伝わったソフトバンクGがストップ高まで買われたことが投資家心理を上向かせた。また、米国市場の取引終了後に決算を発表したエヌビディアについては、市場予想を上回る良好な結果だった。リスク回避でポジション調整していた向きも多かったとみられ、東京市場では決算の無事な通過も総じて好意的に受け止められたようだ。
足元の下げを通じて調整一巡感も出始めていたなかで、前日までの5営業日の合計下げ幅(3467.70円)の半値戻し以上を達成したため、全値戻しを期待する声も一部で聞かれる。楽観勢の念頭にあるのは半導体・AI関連株相場の第2幕だろう。中東情勢の終結が順当に進むか、金利動向など複数の要因を踏まえつつ、主力株に再度資金が流入していくのか、決算シーズン通過をきっかけに出遅れ銘柄にさらに資金が分散していくのか、まずは浮足立たずに見極めていく必要があろう。《CS》
スポンサードリンク

