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極東貿易 26年3月期増収・営業利益及び経常利益増、産業設備関連・産業素材関連が売上高・利益ともに伸長
*16:27JST 極東貿易---26年3月期増収・営業利益及び経常利益増、産業設備関連・産業素材関連が売上高・利益ともに伸長
極東貿易<8093>は14日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比21.8%増の645.38億円、営業利益が同26.7%増の25.83億円、経常利益が同12.7%増の28.46億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同50.8%減の18.29億円となったものの、前期に特別利益として計上した「負ののれん発生益」の影響を除けば、実質的には増益を確保した。
産業設備関連部門の売上高は前期比17.30億円増の164.75億円、営業利益は同1.46億円増の11.85億円となった。産業インフラ関連事業は、海外プラント向け重電機器が好調を維持した。また、地震振動計測機器事業においては、防災・減災意識の社会的な高まりを背景に、官公庁向け地震計の大型案件が売上に貢献したほか、鉄道分野における保守点検案件も着実に増加し、当事業の業績を牽引した。資源・計測器関連事業では、航空宇宙・防衛機器が底堅い需要を背景に伸長したほか、海洋資源探査に用いる物理探査システムの主要構成品に関する更新・性能向上案件を受注したことに加え、掘削関連案件も着実に積み重なった。また、欧州地域におけるリチウムイオン電池事業においても、新たな屋外モビリティ向けの大口案件が収益に寄与した。これらの結果、営業利益は前期比で大幅な増益を達成した。
産業素材関連部門の売上高は同85.48億円増の279.93億円、営業利益は同4.78億円増の6.20億円となった。機能素材関連事業は、前期に連結子会社化した汎用プラスチック・エンジニアリングプラスチック事業が通期で寄与したことに加え、自動車向け部品・材料も北米向けを中心に好調を維持した。生活・環境関連事業は、旺盛な航空機需要を背景に機内設備向け接着剤が伸長した。加えて、構造物向け防錆塗料においても、価格改定による利益率改善と、データセンターや大型物流施設の免震装置向け受注が好調に推移した。費用面において、前期に計上したM&A関連の一時的な費用がなくなったことなどもあり、部門全体として大幅な増益を達成した。
機械部品関連部門の売上高は同12.76億円増の200.69億円、営業利益は同0.67億円減の7.91億円となった。精密ファスナー(ねじ類)関連事業は、中国・アセアン地域における自動車メーカーの生産調整や、北米地域におけるインフレ・高金利化を背景とした住宅設備需要の減退の影響に加え、海外子会社の事業活動本格化に伴う販管費の増加もあり、収益が伸び悩んだ。船舶補修部品事業も、需要が低調に推移した。一方、特殊スプリング関連事業は、構造改革の効果により、収益性が改善した。これらの結果、部門全体としては減益となった。
2027年3月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比2.3%増の660.00億円、営業利益が同11.0%減の23.00億円、経常利益が同10.4%減の25.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同33.9%増の24.50億円を見込んでいる。《KA》
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