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澁澤倉庫 26年3月期は増収、期末配当金の増配を発表
*15:48JST 澁澤倉庫---26年3月期は増収、期末配当金の増配を発表
澁澤倉庫<9304>は11日、2026年3月期連結決算を発表した。営業収益が前期比1.4%増の797.40億円、営業利益が同12.2%減の40.97億円、経常利益が同13.0%減の48.58億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.0%増の63.33億円となった。
物流事業の営業収益は前期比1.8%増の739.68億円、営業利益は同5.7%減の36.63億円となった。倉庫業務は、飲料や食品関連の荷動きが好調に推移したほか、新規受託した一般医療機器の取扱いが寄与したものの、一部顧客の内製化や拠点再編に伴う受託終了等の影響を受け、全体の取扱いは減少した。また将来の収益基盤拡充に向けた新設拠点の稼働開始に伴い、減価償却費や賃借料等の初期費用が増加した。新設拠点の稼働率は上期に一時的な停滞が見られたものの、期末にかけては着実な進展により概ね正常な水準まで回復しており、次年度以降の収益寄与に向けた体制整備が進んでいる。陸上運送業務は、飲料や食品関連の安定した荷動きに加え、堅調な需要が続く化粧品の取扱いが収益を下支えし、好調を維持した。また、諸コストの上昇を反映した運賃水準の適正化を継続的に推進したことで、増収および収益性の確保に努めた。港湾運送業務は、船内荷役業務や個人消費の伸び悩みによる輸入家電製品の荷捌業務が低調に推移した。国際輸送業務は、輸入家電製品の荷動きは低迷したものの、輸出入航空貨物の取扱いが伸長したことで、セグメント全体の取扱いは増加した。
不動産事業の営業収益は同4.0%減の61.46億円、営業利益は同6.5%減の31.34億円となった。ビル工事請負業務は、高水準で推移した前期の大型案件が完了し、新規案件の引き合いが落ち着きを見せたことから、全体の取扱いは減少した。保有資産のバリューアップを通じた賃貸収益の強化を図るとともに、私募ファンドへの出資を通じた不動産証券化事業への参画など、資本効率を重視したポートフォリオの最適化と収益基盤の多角化を推進した。また物流事業とのシナジーを最大限に発揮すべく、施設リーシングと物流サービスを一体化させた高付加価値な複合提案(クロスセル)を推進し、物流不動産領域における収益機会の着実な拡大に努めた。
2027年3月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比4.1%増の830.00億円、営業利益が同22.0%減の50.00億円、経常利益が同17.3%増の57.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.6%増の65.00億円を見込んでいる。
また、当期の業績と今後の事業展開を勘案し、2026年3月期の期末配当金を直近の配当予想から2.00円増配の32.00円とすることを発表した。なお、同社は2025年10月1日付で普通株式1株につき4株の割合で株式分割を行っている。《AT》
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