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スタグフレーションの危機が迫る! 日本の生命線となるのか? 原発関連銘柄に注目
■イラン戦争長期化で不可避となった原発再稼働
中東情勢が混迷を極めている。3月9日にはWTI原油価格が一時120ドルに急接近し、金融市場には緊張が走った。その後、トランプ大統領による早期戦争終結発言により市場は落ち着きを取り戻すが、イラン新指導者の原油価格200ドル発言もあり、予断を許さない状況だ。
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日本には約280日分の原油備蓄があり、当面オイルショックのようなことは起こらない。問題となるのはガソリン価格とドル円相場だろう。3月中旬、ガソリン価格は約30円ほど上昇し、ドル円相場は160円台に近づいている。
■スタグフレーションの危機が迫る
イラン戦争が長期化した場合、確実に世界経済・日本経済に影響を与える。金融市場にとっての最大の脅威であるスタグフレーションが、現実のものとなるからだ。
景気が停滞しているにもかかわらず物価が上昇し続けるスタグフレーションは、世界恐慌を引き起こしかねない大問題である。
3月9日の金融市場の大混乱を受け、国民民主の玉木代表は「動かせる原発はすべて動かす方向に舵を切るべきだ」と発言、高市首相も原発再稼働を公約としており、異論はないはずだ。
日本経済のアキレス腱とも言うべきエネルギー問題に原発再稼働が容認されれば、ドル円相場ではヘッジファンドによる強力な円買戻しが行われるだろう。投機筋のシナリオも大転換されることになる。
イラン戦争長期化により引き起こされるガソリン価格高騰、円安相場という日本経済の大問題を一気に好転させるのが原発再稼働となり、原発関連銘柄から目が離せなくなる。
■注目を集めるSMR(小型モジュール炉)とは
先の衆議院選挙において、原発反対を掲げる政党がことごとく勢力を失ったのも、こうなると好都合だ。今になって考えると、これも偶然ではなく必然だったのかもしれない。
いずれにせよ日本において原発再稼働の機運が高まる中、世界的にも注目される次世代原発がSMR(小型モジュール炉)だ。SMRとは、従来の大型原子炉を小型化したもので、炉心が小さいため事故の際に自然冷却が可能とされている。工場生産や現地組み立てが可能で、保守・建設コストを削減できるという特徴も併せ持つ。
今後電力需要が急増するAIデータセンターなどでの利用が進むと想定され、次世代のエネルギーとして必要不可欠なテクノロジーと言えるだろう。
■日経平均株価51,000円台に強力なサポートライン
3月9日の原油価格急騰による金融市場の混乱のさなか、日経平均株価は一時4,000円以上の暴落となったものの51,000円台から急激な反発を見せている。つまりこの水準には、強力なサポートラインが存在している。
この水準を割り込むということは、イラン戦争の長期化が避けられない状況となっている可能性が高く、そうなるといよいよ原発再稼働が現実味を帯びてくることになる。
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