GENDA、カラオケ機器大手エーセツを子会社化、エンタメ経済圏拡大へ

2025年11月26日 07:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■デイ・ナイト市場を循環させる再流通モデルを強化

 GENDA<9166>(東証グロース)は11月25日、カラオケ機器の流通事業およびカラオケ施設運営事業を手掛ける株式会社エーセツの発行済株式100%を取得し、連結子会社化することを発表した。取得は同日開催の取締役会で決議され、適時開示の軽微基準に該当することから一部項目は非開示とされている。取引実行日は2026年1月1日を予定し、取得価額は守秘義務契約のため開示されていない。

 同社グループは「世界中の人々の人生をより楽しく」を掲げ、エンタメ・プラットフォームの拡大とM&Aによるエンタメ経済圏の形成を進めている。カラオケ事業では「カラオケBanBan」の運営に加え、カジ・コーポレーション、音通が主要ディーラーとして事業を牽引している。エーセツの参画により、同グループのカラオケ機器流通事業は業界トップクラスの体制がさらに強化され、営業エリアやメンテナンス網の補完、取扱台数増による効率化が見込まれる。

 さらに、デイ市場で役務を終えた比較的新しいレンタル機器をナイト市場へ再流通させる循環モデルの強化により、設備年数の若返りと取引条件改善を図る。過去のPMIで実績のあるスケールメリット活用も期待され、グループ内シナジーの拡大が進む見通しである。業績への影響は軽微と見込むが、変動が生じた場合は速やかに開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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