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Delta-Fly Pharma、DFP-10917の第3相中間解析が最終段階、併用試験は第2相で症例登録完了へ
■MDアンダーソン判定結果出そろい、DSMBへの提出準備進む
Delta-Fly Pharma<4598>(東証グロース)は11月6日、急性骨髄性白血病(AML)などを対象とする抗がん剤候補DFP-10917関連パイプラインの臨床試験進捗を公表した。AML患者を対象に米国で実施中のDFP-10917単剤の第3相比較試験では、全施設の効果判定データとMDアンダーソンがんセンターによる中央判定結果が出そろい、中間解析のための臨床データ入力作業が最終段階にある。今後、安全性独立委員会(DSMB)に提出し、臨床効果が評価される予定である。
併せて、米国で実施するDFP-10917とBCL-2阻害剤ベネトクラックス(VEN)の併用第1/2相試験については、前治療歴1回のAML患者を対象とした第2相パートがシモン2段階デザインに基づき順調に進行し、目標症例登録完了が見込まれている。一定期間のフォローアップ後、データモニタリング委員会(DMC)で有効性・安全性が判断され、米食品医薬品局(FDA)との第2相終了時協議に進む計画とした。次段階では、グローバル製薬大手との連携による第3相比較試験の国際展開も視野に入れる。
一方、DFP-10917をドラッグデリバリーシステム化したDFP-14927の拡大第1相試験(臨床前期第2相相当)では、末期の大腸がん患者で病勢コントロール率は改善したものの、完全寛解や部分寛解など明確な腫瘍縮小効果は確認されなかった。そのため、抗がん物質の放出が起こりやすいとされる末期膵がん患者を対象に試験を継続する方針を示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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