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京都・東山二条でイオン店舗が復活へ かつての現存最古店閉店から4年

イオンスタイル東山二条の開業イメージ(イオンリテール発表資料より)[写真拡大]
イオンリテールは、京都市左京区のUR東山二条団地跡地に整備されている複合施設「2wa(ニワ)」1階で、商業施設「イオンスタイル東山二条」(左京区聖護院蓮華蔵町)を10月14日にオープンする。UR東山二条団地の1階に入居し、かつて現存最古のイオングループ店舗として親しまれたイオン東山二条店の閉店から4年、東山二条にイオンが戻ってくる。
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イオンスタイル東山二条は、京阪電鉄本線の三条駅、鴨東線の神宮丸太町駅、京都市営地下鉄東西線の三条京阪駅から歩いて10分の岡崎エリアに位置し、周辺に平安神宮や南禅寺、聖護院などの寺社と京都大学がある。施設は店舗面積約900平方メートル。イオン東山二条店時代と同様に、地域の暮らしを支える店舗になる。
イオン東山二条店は、1968年に10階建てのUR東山二条団地1階で、店舗面積約1,100平方メートルの「シロ東山二条店」として開店した。シロは大阪府豊中市に本拠を置き、北摂で10店舗以上の食品スーパーを経営。岡田屋(三重県四日市市)、フタギ(兵庫県姫路市)とともにイオンの前身ジャスコの源流となった。
やがてジャスコからイオンへ称号が変わる。この間、シロ東山二条店はジャスコ、イオンと名称を変えながら、地域住民を支えるスーパーとして親しまれてきた。しかし、1968年完成のUR東山二条団地が耐震強度不足と老朽化で取り壊されることになり、2021年9月で閉店した。
跡地は京都市の不動産会社・近畿建物がオフィスと商業施設で構成される複合施設を整備している。商業施設はイオンのほか、ふらりと立ち寄れるカフェ、健康をサポートする施設などが入る予定。地域の人が気楽に集える庭にしようと、2waと命名された。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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