赤坂にフードホール付きオフィスビル、野村不動産が10月開業へ

2025年9月26日 09:00

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フードホールの開業イメージ(野村不動産など発表資料より)

フードホールの開業イメージ(野村不動産など発表資料より)[写真拡大]

 野村不動産と野村不動産コマースは、東京都港区のフードホール付きオフィスビル「H¹O(エイチワンオー)赤坂」(港区赤坂)を、10月29日にグランドオープンする。東京都と大阪府、福岡県で展開するサービス付きオフィスビルH¹Oシリーズで初となる商業施設併設で、野村不動産グループは東京を代表するビジネス街の社交場となることを期待している。

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 H¹O赤坂は、赤坂見附駅前に登場する鉄骨13階建て延べ約5,200平方メートル。徒歩10分エリアに東京メトロ丸の内線・銀座線の赤坂見附駅、千代田線の赤坂駅、銀座線・南北線の溜池山王駅、有楽町線の永田町駅がある。3~12階がH¹Oのフロア、1、2階がフードホール、13階が地上約80メートルから東京の夜景を満喫できるルーフトップバーになる。

 フードホールの名称は「kaiwaii akasaka」。赤坂界隈を意味し、地域と密着した温かみのある施設を目指すと同時に、海外で良く知られる日本語の「カワイイ」と発音の類似性があって訪日外国人に親しまれると考えて命名した。1、2階を自由に往来できる内階段を設け、昭和風の少し懐かしい内装で来店客を迎える。

 出店する店舗は焼鳥の「野乃鳥」、焼肉の「梵厨」、イタリア料理の「FORNO GAKU」、熊本居酒屋の「熊本牧場直営木本商店」、寿司の「すし抱一」、おばんざいの「愛花沙華」など。1、2階の計14区画に13店の出店が決まっている。ルーフトップバーにはクラフトビールバーの「PACHA Craft Beer Tacos」が登場する。

 フードホールが設置されるのは、多くの飲食店が並ぶみすじ通り沿い。野村不動産グループは施設内オフィスの入居者だけでなく、訪日外国人観光客を含めた食事や飲酒目的の来店客、フードホールの飲食店からルーフトップバーへのはしご酒利用も期待している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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