日産、北米マーケティングの中核をなすセダン「セントラ」の新型を発表

2025年9月25日 14:56

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記事提供元:エコノミックニュース

トランク、リアフェンダー、ミラーの形状に工夫をし、加えてフラットアンダーボディによる空気抵抗の低減にもこだわった斬新なデザインのエクステリアが与えられた日産の新型セントラ

トランク、リアフェンダー、ミラーの形状に工夫をし、加えてフラットアンダーボディによる空気抵抗の低減にもこだわった斬新なデザインのエクステリアが与えられた日産の新型セントラ[写真拡大]

 日産自動車が9月24日、米国市場で主力となるセダン、新型「セントラ」を発表した。同車は2025年中に米国市場で販売開始を予定するモデルだ。新型の投入で、不振を極める米国市場での起死回生の一打となるか、日産の真の実力が問われる。

 新型「セントラ」は、ダイナミックなデザインと洗練された走行性能を備え、最新のコネクティビリティのほか、全グレードに全方位運転支援システム(現地名:セーフティシールド360)を標準搭載した。

 エクステリアデザインは、フロントに進化したVモーショングリルに備え、薄型LEDプロジェクターヘッドライトを採用した。これにより、明るさを大幅に向上させながら、シャープで洗練された印象の顔付きとなった。

 インテリアのインストルメントパネルには、クラストップの12.3インチのデュアルディスプレイに加えて、タッチセンサー式のエアコンスイッチパネルを採用。また、64色のアンビエントライトを採用し、上質かつモダンで洗練された空間を演出している。さらに、8スピーカーのBOSEプレミアムオーディオのほか、シートには高い耐久性を持ちながらナッパレザーのような触感を持つ合成皮革素材「TailorFit」を採用するなど、クラスを超えた快適装備を備える。

 パワートレーンは、最高出力149馬力(hp)、最大トルク146b-ftの2リッター直列4気筒エンジンを搭載し、エクストロニックCVTのチューニングを改善し、より自然で滑らかな加速を実現している。

 また、ボディ剛性を前型比で6%向上させたほか、大型ダイナミックダンパーを採用し、路面からの振動を効果的に低減させ、優れた静粛性と乗り心地を両立させた。

 空力性能にもこだわり、トランク、リアフェンダー、ミラーの形状に工夫を加えたほか、フラットアンダーボディによる空気抵抗の低減により、走行安定性と燃費の向上を実現している。

また、ドアをアンロックした際には、ターンシグナルランプ、ハイビーム、ロービーム、シグネチャーライティングが連動して点灯し、ドライバーがドアを開ける前から高級感と先進性を演出する。

 「インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)」(現地名/ブラインドスポットインターベンション)を搭載し、車線変更時の斜め後ろの車両との衝突回避をアシスト。また、プロパイロット(現地名/ProPILOT Assist)により、高速道路などの長距離運転の負担を軽減するほか、「インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付)」により駐車時に支援を行なう。

 さらに、歩行者検知機能付き「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」などを搭載し、さまざまなドライブシーンで役立つ運転支援システムを拡充した。(編集担当:吉田恒)

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