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渋谷スクランブルスクエア、第2期工事着工へ 2031年度完成
JR東日本、東急、東京地下鉄は、東京都渋谷区の渋谷駅周辺再開発で、渋谷スクランブルスクエア(渋谷区渋谷)第2期工事となる中央棟、西棟の建設工事に近く着手する。都市再生特別地区の認定事業として進められている100年に一度の渋谷街区大規模再開発が、いよいよ最終章を迎えるわけで、スクランブルスクエア第2期工事の完成は2031年度、街区全体の完成は2034年度となる予定。
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スクランブルスクエアの中央棟は地下2階、地上10階建て、西棟は地下4階、地上13階建て。両棟合計の延べ床面積は約9万5,000平方メートル。渋谷駅の直上で2019年に開業した第1期工事の東棟(地下7階、地上47階建て、高さ230メートル)を含めた延べ床面積は、約27万6,000平方メートルとなる。
中央棟、西棟は店舗、駐車場に利用される。これにより、開業済みの東棟と併せてワンフロア当たりの売り場面積が最大約6,000平方メートルとなる、首都圏最大級の商業施設が誕生する。中央棟10階には各国大使館と連携し、国際的な文化交流を体験できる「10階パビリオン(仮称)」が開設される。
これに合わせ、2030年度には渋谷駅改良工事で移設を繰り返してきた通路、改札など駅機能が概成を迎える。同時に、東京メトロ銀座線ホーム直上に位置する空中回廊の「東口スカイウェイ(仮称)」が完成し、スクランブルスクエア中央棟に接続するほか、スクランブルスクエア西棟前に歩行者デッキの「西口3階上空施設(仮称)」が整備される。
地上では、JRハチ公改札前に最大幅員22メートル、JR南改札前に最大幅員23メートルの自由通路が生まれ、渋谷駅周辺の歩行者ネットワークが大きく向上する見通し。これにより、宮益坂上と道玄坂上をスムーズに移動できるようになる。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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