【実況!決算説明会】スパークス・グループ<8739> 2021年3月期第3四半期決算

2021年2月10日 20:14

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記事提供元:フィスコ


*20:14JST 【実況!決算説明会】スパークス・グループ<8739>---2021年3月期第3四半期決算
このコンテンツは、スパークス・グループ<8739>の2021年3月期第3四半期決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。


【冒頭ごあいさつ】
皆様、こんにちは。スパークス・グループの阿部修平でございます。
新型コロナウイルスにつきまして、なかなか終息には至らないのですが、罹患(りかん)された皆様、及び関係者の皆様に改めて心よりお見舞い申し上げます。
また、日々不眠不休でつくされている医療関係者の皆様には心より感謝の気持ちを表したいと思います。本当にありがとうございます。

【2020年度第3四半期の業績について】
Q:第3四半期の業績について、前年同期に比べ、大きく増収増益となりました。これはどのような要因なのか教えていただけますか。
<阿部社長>
第2四半期までの増収増益傾向に続き、コロナ禍ではありますが、第3四半期もしっかりとした増収増益の結果を残すことができました。ありがとうございます。
コスト面では第2四半期に続き、コロナ禍において、旅費交通費等の経費が大幅に減少しました。さらに、第3四半期累計期間に再生可能エネルギーからの成功報酬が約14億円、上場株からの成功報酬が約7億7千万円実現することができたことが、収益拡大の基調を強化いたしました。残高報酬も高い報酬料率で安定的に推移しており、従来から申し上げてきた収益のハイブリッドモデルが収益成長に大きく貢献してきたということだと思います。
再生可能エネルギー及びプライベートエクイティの運用資産を積み上げることができましたが、一方、日本株投信等、上場株式については資金の純流入が伸び悩んだことは課題だと思っています。上場株式のファンド運用について、スパークスは創業以来、非常に高いパフォーマンスを実現してきております。これは優れたプロフェッショナルの集団が支えてくれている結果であります。こうしたスパークスの厚い人財力、投資力を理解していただけるよう、国内外の投資家に積極的に発信し、アプローチしていきたいと思います。


【株主還元について】
Q:2021年3月期の期末配当について教えていただけますでしょうか。
<阿部社長>
期末配当につきましては、引き続き財務状況が安定していること、基礎収益が安定的に増加していること等、総合的に勘案し、今期は前期の普通配当9円に2円を加えた、1株あたり11円の配当を実施したいと思います。
これは記念配当を除く普通配当としては過去最高額となります。残念ながら当時の利益水準にはまだ追いついていないですが、利益、配当とも過去最高に追いつくよう、社員一同全力で頑張ります。

[なお本件は、2021年6月開催予定の第32回定時株主総会の決議をもちまして正式に決定、実施する予定です。]


【新しい取り組みについて】
Q:今年度は新しい取り組みについて活発に動かれていると思います。これについて教えていただけますでしょうか。
<阿部社長>
まず、本年1月14日にリリースさせていただきましたが、野村ホールディングス様とスパークスがジョイントベンチャーで新しい投資会社を始めることになりました。
従来なかなか個人投資家が投資することできなかったプライベートエクイティの領域を機関投資家と同じような機会を個人投資家に是非提供したい、という野村ホールディングス奥田社長の強い思いがあり、そのパートナーとしてスパークスを選んでいただいた、これまでやってきたことが野村ホールディングスという日本を代表する証券会社、インベストメントバンクに評価していただいたということは非常に意義がある、嬉しいことであると思っています。ありがとうございます。
これに加え、今期は5月に宇宙ファンド、12月にはトヨタ自動車様と一緒に、日本のモノづくりを元気にというトヨタ自動車豊田社長の思いから始まったモノづくりファンドを創設することになりました。両ファンドともに、トヨタ自動車、同時に三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行の日本の金融を代表するメガ三行にも参加をいただき、そこにスパークスを選んでいただいたことは、本当にありがたく、その責任を重く受け止めております。私どもも大きな責任を負ったという自覚を持って、新しい投資領域を切り開いていくという挑戦者の気持ちを持ちながら頑張っていきたいと思います。
新しい領域を、1つ1つ投資の形にしていく強さ、そこにはインベストメントのフロンティアスピリットが常になければなりません。これを目に見える価値として成長進化させていくことこそが、スパークスの使命であると思います。この使命をしっかり受け止めて、投資家とともに成長し続ける会社でありたいということを株主の皆様に改めてお伝えしたいと思います。

【最後に】
スパークスは株式の運用及び新しい投資の領域を切り開いている日本、世界でも非常にユニークな投資会社であると自負しております。
これから本格的に成長し、インベストメントを志すプロフェッショナルが一緒に働きたいと思っていただけるさらに立派な強い会社を目指して、研鑽努力を積んでいきたいと思います。
株主の皆様のご支援ご鞭撻、心よりお願い申し上げます。ありがとうございました。《ST》

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