米国株見通し:まちまちか、ハイテク株中心に買い継続も

2020年8月3日 16:01

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:01JST 米国株見通し:まちまちか、ハイテク株中心に買い継続も
(15時20分現在)
S&P500先物      3,260.88(-2.62)
ナスダック100先物  10,929.25 (+38.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は80ドル安。NY原油先物(WTI)はほぼ横ばいで、今晩の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。


7月31日の取引で主要3指数は上昇。ダウは114ドル高の26428ドルで取引を終えた。ナスダックは前日から1%超高と強気な相場が続く。この日はアップルの強含みが目立ち、全体をけん引。また、新型コロナウイルスの感染被害が拡大しても業績好調のその他のハイテク株が買われ、指数の上昇に寄与した。半面、同日発表されたミシガン大学消費者態度指数の低調な内容や追加のコロナ支援策に関する与野党対立が嫌気され、終盤は伸び悩んだ。


本日は経済指標にらみの展開となりそうだ。今晩発表のISM製造業景況感指数は53.6と予想され、6月の52.6を上回り、経済活動の拡大・縮小の境目である50を2カ月連続で超える見通し。製造業の持ち直しの機運が高まれば、メーカーなどに買いが集まりそうだ。引き続きハイテク関連主導の展開も想定される。ただ、国内総生産(GDP)の記録的な落ち込みで先行き不透明感が広がり、買いは慎重。今週は重要経済指標の発表が集中し、内容を見極めながらの取引とみる。《TY》

関連記事