『移動とは何か?』 東京メトロアプリがMaaS機能「my! 東京MaaS」追加

2020年4月3日 13:32

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大都市型MaaS「my! 東京MaaS」の概要。(画像: 東京メトロの発表資料より)

大都市型MaaS「my! 東京MaaS」の概要。(画像: 東京メトロの発表資料より)[写真拡大]

 移動がより便利になる。いよいよ移動に関する考え方が変わってくるようだ。現在、携帯アプリでは、出発点と目的地を入力すると、移動手段と時間が表示されるのが一般的だ。徒歩・自転車・バス・電車・飛行機・自家用車など移動手段は自分で決めている。それに、マイカーの場合は自分で駐車場の確保が必要だ。

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 これからは、そういった別々に考えられていた移動手段が統合され、東京メトロのアプリで検索できるようになる。それが、東京メトロアプリに追加されたMaaS機能、「my! 東京MaaS」だ。

 例えば、各種のシェアライズもできるし、移動途中でも個室ワークスペースでひと仕事ができる。富士ゼロックスが提供する個室型ワークスペース「CocoDesk」とも連動する検索ができるからだ。エレベータを経由するルートも検索でき、バリアフリーや雨に濡れないルートを選ぶこともできる。

 このように、「my! 東京MaaS」は、多数のサービスを提供する企業の集合体を検索できる。この考え方になると、「クルマは所有するもの」とする現在の固定観念は変えなければならなくなるだろう。トヨタが「カーシェアリング」進出だけでなく、製造業から「サービス業に変換」しようとしていることが理解できてくる。

 「マイカー」という概念が必要なくなるのだ。スマホで育った若い世代には、この上なく便利に感じられるだろう。また、ビジネス最前線で働く人々にとっても、多種の選択肢が用意されて出張も楽しくなるかもしれない。少なくとも移動中の時間を有効に生かす概念が生まれるだろう。

 また、自動車メーカーは製造業のままでいると、こうしたサービス提供会社の下請けとなるのかもしれない。将来は「自動車の所有者が誰になるのか?」と考えると、サービス会社が所有し、ユーザーにそのサービスを提供するのが「レンタカー」「リース」のようなシステムだ。

 「シェアカー」と言っても、それは個人が所有するクルマのシェアであったり、企業の所有であったりと、必ず所有者がいることとなる。しかし、クルマはサービスの手段であり、そのためのハードでしかない。ならば「所有権」は自動車会社のまま、或いは保険会社や地方自治体などにして、シェアリングをする考え方が良いのであろう。

 さらに、こらから自動運転が当たり前になっていくと、個人が所有してもますます意味がなくなっていく。タクシーとシェアカーの区別もなくなり、バスと同じような、ある区間を利用できる「プライベート使用が可能な小型自動車」となっていくのであろうか。

 どちらにしても自動車会社は「造り方」で利用に対応し、便利機能は各社の合同の機能提供となる。そうなると、運転免許が廃止されることになるのかもしれない。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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