Windows 10 Insider Preview 19H2ビルド、リリースプレビューリングの一部へ限定提供開始

2019年8月30日 18:52

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記事提供元:スラド

 headless曰く、

 Microsoftは26日、「Release Preview」リングを選択したWindows Insider Program参加者の一部を対象に、Windows 10 19H2で計画している台数限定でロールアウトする手法のテストを開始した(Windows Experience Blog)。

 対象はRelease Previewリングを選択したユーザーの10%程度。Windows Updateに「Windows 10、バージョン1909の更新プログラム」と表示され、「今すぐダウンロードする」をクリックした場合(日本語化されているかどうかは不明)にのみインストールされる。これまで19H2ビルドはWindows 10 May 2019 Update(19H1)の累積更新プログラムとして「スロー」リングで配信されており、メジャービルドは19H1と同じ「18362」だった。今回のビルドでは19H2を機能更新プログラムと位置付けるためメジャービルド番号が1つ大きい「18363」となり、フルビルドとして配信されている。

 ただし、19H2の完成が近付いてからRelease Previewリングで配信されるビルドとは異なり、本ビルドはファイナルビルドではない。現在スローリングで提供されている19H2ビルドの機能がすべて組み込まれているわけでもないとのこと。一方、スローリングとRelease Previewリングで配信されている19H2更新プログラムは異なる方法でパッケージングされているため、現時点ではスローリングからRelease Previewリングに切り替えることはできず、今回の更新プログラムも提供されない。Microsoftでは切り替えが可能になったら発表するので、しばらく待つように求めている。

 アナウンスされた19H2ビルドはビルド18363.327だが、(おそらく)同日に通常のリリースプレビュー版となるKB4512941(19H1)の新リビジョンが配信されており、こちらのビルドが18362.327だったため混乱を招いた。手元のRelease Preview環境も更新プログラム適用でビルド18362.327となった。Windows Insider Program担当のBrandon LeBlanc氏はこれを知らなかったらしく、具体性に欠けるビルド番号の説明をしている。

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