ついに話題のジルベール登場!「きのう何食べた?」6話レビュー

2019年5月17日 21:03

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■ジルベール登場に沸いた「きのう何食べた?」6話

 5月10日にドラマ「きのう何食べた?」の第6話が放送された。6話では「シロさん」こと史郎の心配が杞憂に終わる場面が多く、少しコミカルな内容が多かった。そして以前のエピソードで名前だけ登場していた小日向の恋人、井上航もついに登場し、さらに盛り上がりを見せた。

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■史郎にモテ期到来?

 まだ寒さの残る3月。史郎(西島秀俊)が務める法律事務所に司法修習生がやってくることになる。こぢんまりとした事務所に所長のツテを頼ってやってくるのだが、男性が多い中で女性の司法修習生があてがわれることになったようだ。

 所長は考えた末、史郎に司法修習生の担当を依頼するのだった。史郎は自分に白羽の矢が立ったのはゲイがばれたと思ったが、所長はセクハラとは無縁であることを史郎に証明してほしいこともあり、依頼したのだった。家に帰ってから司法修習生の世話をすることになったことを賢二(内野聖陽)に話すと、さっそく修習生との仲を心配されてしまう史郎だった。

 しかし予想に反して、担当する司法修習生はまじめそうで感じのよさそうな女性だった。史郎にその気はまったくなかったが、なぜか好感を持たせたかもしれないと史郎は心配し始める。同時に以前に偶然知り合った、小日向さん(山本耕史)からしつこく食事に誘れていたこともあり、史郎は自分がモテていると勘違いをし始めてしまう。

■すべての嫌なことを洗い流す手羽先鍋と賢二との食事

 賢二が飲み会ということもあり、ついに小日向さんの食事の誘いを受ける史郎。小日向さんは恋人の航(磯村勇斗)のわがままに振り回されていると話すため、史郎は誘われていると誤解する。しかし、実際に小日向さんは悩みを相談しているだけで、挙句の果てには紹介したいと言って食事の場に航を招き入れてしまう。小日向が話すイメージとはかけ離れた姿である上、自分の勘違いにがっかりしてしまう史郎だった。

 さらに不幸は続いた。司法修習生と食事をしている際、自分に気を持たれたくない思いから彼女に「彼氏いるの」と聞いてしまい、完全に引かれてしまう。その件が理由で担当が変わることになった上、所長からは「焦ってしまったのね」とあらぬ疑いまで掛けられてしまった。

 すべてが上手くいかない中、ご飯を作るモチベーションまで失った史郎。しかし帰りのスーパーで手羽先を安く購入できたため、それを使って水炊きを作ることにした。気遣っておどける賢二と一緒に鍋を食べるだけで元気になった史郎は、改めて彼に救われていることを実感するのだった。

 堅苦しい史郎の意外な一面が垣間見えた6話。全体的にコミカルでついつい笑みがこぼれる一方、意外性を持ったジルベールこと航にもいやされる1話だった。また航の着ていたハリネズミがSNSで話題となり、こちらも今後の動き次第では商品化されるかもしれない。

 ドラマ24「きのう何食べた?」はテレビ東京にて毎週金曜深夜0時12分から放送中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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