好天でコメリは売上増 ホームセンター各社の4月売上

2018年5月2日 21:52

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 ホームセンター各社が4月の売上を発表、好天や気温の高さが原因となり、コメリが好調なスタートとなった他、アークランドサカモトも売上を伸ばしたことが分かった。

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■プラントの4月は前年割れ

 4月25日、北陸や関西を中心に「PLANT」「みった」などを展開するプラントが、4月の月次営業報告を発表した。前年同月比で、既存店売上高が97.3%、客数が96.5%、客単価が100.9%、全店売上高が97.3%、客数が96.5%、客単価が100.9%だった。

 4月次概況によると、天候に恵まれたことで「飲料、衣料品、園芸用品などの春物商品が好調に推移」。また、昨年9月にオープンした川北店のガソリンスタンドも、地域の顧客から支持を集めているという。

■アークランドサカモトは4月に浮上

 4月27日、東北や北陸地方を中心に「ホームセンタームサシ」などを展開するアークランドサカモトが、4月の売上高推移を発表した。前年同月比で、既存店売上高が102.5%、客数が102.6%、客単価が100.0%、会社合計が102.0%だった。

 今期(2018年3月~19年2月)は、3月に既存店売上高が97.9%、会社合計が97.5%で始まっていたため、4月に入って盛り返した格好。前期累計も、既存店売上高が97.3%、会社合計が98.4%とマイナスだったが、今期累計は既存店売上高が100.6%、会社合計が100.1%となり、こちらも浮上している。

■コメリは好調な今期スタート

 5月1日、沖縄を除いた全国でホームセンターを展開するコメリが、4月の月次売上動向を発表した。前年同月比で、既存店売上高が101.44%、客数が100.37%、客単価が101.09%、全店売上高が104.34%、客数が102.37%、客単価が101.95%だった。

 前期(2017年4月~18年3月)の累計は、既存店売上高が101.13%、全店売上高が103.81%だったため、わずかながらも今期スタートはどちらも上回っている。特記事項によると、気温が高かったことで「園芸・農業用品」と「金物・資材・建材」が堅調とのこと。また灯油を除いた既存店売上高は前年同月比で101.98%だった。

■ジョイフル本田はガソリン・灯油、生活雑貨などが低調

 5月2日、関東を中心にホームセンターを展開するジョイフル本田が、4月の月次営業実績を発表した。前年同月比で、既存店売上高が96.8%、客数が94.3%、客単価が102.7%、全店売上高が97.1%、客数が94.5%、客単価が102.8%だった。またガソリン・灯油部門を除くと、既存店売上高が98.3%、全店売上高が98.5%だった。

 概況によると、ガーデンライフ、アートクラフト、アグリライフが堅調だった一方、ガソリン・灯油、生活雑貨、住宅インテリアが低調だったとのこと。今期(2017年7月~18年6月)累計は、既存店売上高が96.1%、全店売上高が96.2%となっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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