概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、景気先行指標が好結果で着地した

2018年1月4日 10:43

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記事提供元:フィスコ


*10:43JST 概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、景気先行指標が好結果で着地した
【ブラジル】ボベスパ指数 77995.16 +0.13%
3日のブラジル株式市場は強含み。主要指標のボベスパ指数は前日比104.12ポイント高(+0.13%)の77995.16で取引を終えた。77601.52から78413.89まで上昇した。

売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の反発が好感され、資源の一角に買いが広がった。また、海外市場の上昇もブラジル株の支援材料。一方、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。

【ロシア】MICEX指数 2152.97 +2.05%
3日のロシア株式市場は上昇。主要指標のMICEX指数は前日比43.23ポイント高(+2.05%)の2152.97で取引を終了した。2111.24から2152.97まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の大幅反発が支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。また、欧州市場の上昇なども買い安心感を与えた。一方、国内では、正教クリスマスで多くの企業や銀行が新年休暇に入っているため、買い一巡後は上げ渋る展開となった。

【インド】SENSEX指数 33793.38 -0.06%
3日のインドSENSEX指数は小動き。前日比18.88ポイント安(-0.06%)の33793.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.00ポイント高(+0.01%)の10443.20で取引を終えた。

プラス圏で推移した後は終盤に売りに押された。大手企業の決算が翌週から相次いで発表される予定となり、神経質な展開が続いた。

【中国本土】上海総合指数 3369.11 +0.62%
3日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比20.78ポイント高(+0.62%)の3369.11ポイントと4日続伸した。

中国の金利低下がプラス。年末に高止まりしていた上海銀行間取引金利(SHIBOR)の3カ月物は、今年に入り低下傾向が鮮明化した。足元では、昨年11月後半以来の低い水準で推移している。また、景気先行指標が好結果で着地したほか、政策期待の高まりなどを受け、中国経済の安定成長も期待される状況だ。《NH》

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