米税制改革の先行き懸念残る

2017年11月7日 14:20

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記事提供元:フィスコ


*14:20JST 米税制改革の先行き懸念残る
米長期金利の下落を背景にドル売り・円買いが一時強くなったが、現時点では一巡している。ただし、米下院歳入委員会は6日、共和党の税制改革案に関する討議を開始しており、市場は審議が本格化する米税制改革案の行方に注視している。楽観視できない状況とみられている。また、来年半ばの退任を発表した米ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁を受けて、今後の米連邦準備制度理事会(FRB)人事の行方にも注目が集まっているようだ。

 なお、トランプ大統領は6日に行なわれた安倍首相との共同記者会見で対日貿易赤字に言及し、「慢性的な不均衡を是正していかなければならない。日本に対する貿易赤字を減らしていかなければならない」と述べており、リスク回避目的の円買いが入りやすい地合いとの見方が出ている。ただし、日経平均株価が底堅く推移した場合は、113円台後半で小動きとなる可能性もある。《MK》

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