AIと相談して旅行プランを決めるサービス、「goo旅行」に導入

2017年9月21日 11:30

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サービス画面のイメージ(画像: NTTレゾナントの発表資料より)

サービス画面のイメージ(画像: NTTレゾナントの発表資料より)[写真拡大]

 NTTレゾナントは20日、ポータルサイト「goo」で提供している「goo旅行」にて、AIとの対話による旅行先・旅行プランサポートサービスの提供を開始した。AIの問いかけに対する回答からユーザーの心情を理解し、最適な旅行先、プランを提案する。

【4月に計画を発表】AIが顧客の気持ちを推察し旅行選びを支援、NTTレゾナントが開発へ

 新サービスは、主に旅行先が決まっていなかったり、旅行を何となく考え始めたばかりの人が対象で、旅行先や日程を決定後、旅行サイトや代理店で計画を立てていく、という従来の過程とは異なったサービスだ。

 まず指定のURLにアクセスすると、AIキャラクターが「今の気分は?」と問いかけてくる。ユーザーが文章の自由入力か、例示された複数の選択肢からの回答を通じて自身の気分や希望を伝えると、さらにその文脈に沿った細かい質問が続けられる。これを繰り返し、AIはユーザーの要望を詳細に把握していく。

 AIは多種多様かつ具体的なプランを提案してくれるので、ユーザーが予期していなかった新たな旅先や楽しみ方の発見も期待できるという。また、好みのプランが見つかるまで何度でも相談できる。

 このサービスで活用されているAI技術は、ユーザーとの対話データに加え、「教えて!goo」「gooブログ」「goo旅行」「goo地図」など位置情報を含めた複数のデータベースと連携し、自ら学習する。そのためより広く柔軟な対応が可能だ。

 例えば、「教えて!goo」や「gooブログ」がもつ時季に応じた世間の情報とマッチングして旬の旅行先を、また「goo旅行」「goo地図」といった位置情報から適切な周辺の観光スポットや宿泊施設を提案する。

 提案例としては、ユーザーの「ゆっくりしたい」という気分を読み取った場合は、「gooブログ」にある「道後温泉に行ってゆっくり過ごせた」という口コミや周辺スポットのデータを抽出。それらを組み合わせ、道後温泉周辺のプランを位置情報付きで提示してくれるといった形だ。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る

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