【注目銘柄】エス・エム・エスは上場来高値更新の展開、18年3月期は14期連続増収増益予想

2017年9月17日 16:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 エス・エム・エス<2175>(東1)に注目したい。ネットを通じた介護・医療業界の人材紹介・求人情報サービス、および中小規模介護事業者経営支援サービスを展開している。需要が高水準で18年3月期は14期連続増収増益予想である。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期も大幅増収増益予想

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比20.6%増の278億04百万円、営業利益が20.1%増の43億78百万円、経常利益が15.9%増の51億37百万円、純利益が21.3%増の33億96百万円としている。配当予想は未定としている。

 人手不足を背景に需要が高水準であり、14期連続増収増益予想である。主力のキャリア分野(介護の人材紹介・人材メディア、医療の人材紹介・人材メディア)は、介護キャリアにおける介護職向け人材サービスの本格展開、医療キャリアにおける看護師人材紹介の伸長、介護事業者分野は中小規模介護事業者経営支援サービス「カイポケ」の会員拠点数増加が牽引する。なお収益は第1四半期(4月~6月)と第4四半期(1月~3月)に偏重する季節要因がある。

 第1四半期(4~6月)は売上高が前年同期比6.9%増収、営業利益が5.1%減益、経常利益が6.9%減益、純利益は8.0%減益だった。キャリア分野における採用強化の影響で前年比では減益だったが、計画に対しては売上高・利益とも順調な進捗だったとしている。通期ベースでは好業績が期待される。

■株価は上場来高値更新の展開

 株価は9月13日に3775円まで上伸した。7月20日の3700円を突破して上場来高値更新の展開だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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