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ミルボン Research Memo(5):主要国・地域で2ケタ成長が続く。米国も現地通貨ベースでは増収で今後本格反転へ
*15:16JST ミルボン Research Memo(5):主要国・地域で2ケタ成長が続く。米国も現地通貨ベースでは増収で今後本格反転へ
■業績の動向
3. 国別・地域別動向
2017年12月期第2四半期も海外子会社はおおむね好調を持続した。為替レートが全般に円高方向に動くなか、中国、韓国、タイ、及び“その他地域”はいずれも2ケタの伸びを維持した。米国は前年同期比3.1%の減収となったが今後の回復に期待が持てる状況にある。国別詳細は以下のとおり。
(1) 米国(ミルボンUSA)
米国の売上高は前年同期比3.1%の減収と、国・地域別で唯一の減収となった。しかしながらこれは5.8%の円高が主因であり、現地通貨ベースでは増収となっている。弊社では米国での減収について懸念はまったく不要だと考えている。ミルボン<4919>は昨年来、プレミアムブランド“milbon”に商品を切り替える作業を進めてきたが、今第2四半期までは切替えに伴う機会ロスの影響が多少残ったもようだ。しかしながらサロン入店教育は順調に進捗しているほか、“milbon”シリーズ自体の評価も高く、今後は販売増が見込める状況となってきている。商品ラインナップも、ヘアケア、ストレートパーマに加えてヘアカラーの投入を計画しており、本格拡大に向けて体制が着実に整いつつある状況だ。
(2) 中国(ミルボン上海)
店舗教育を中心としたマーケティング活動により、サロンとの関係強化が順調に進んでいる。今第2四半期は上海、北京、成都において、政策発表会を実施し、好評を得ることができた。ヘアカラーでは新色投入とカラースペシャリスト講習の実施により、オルディーブの顧客提案が効果的に行われ、販売増加につながっている。
(3) 韓国(ミルボンコリア)
ヘアカラー部門ではオルディーブが他社にない独自の魅力である追加色の投入で引き続き好調に推移し、グレイヘア向けオルディーブボーテとともに、全体の売上をけん引している状況にある。ヘアケア部門では今期から本格的に展開したオージュアが、市場での高評価を得るとともにオージュアサロン数も拡大(今第2四半期中に10サロンの増加)し、順調な推移が続いている。
(4) タイ(ミルボンタイランド)
販売部門では、ヘアカラーやパーマネントウェーブ用剤などの業務用品が好調で、売上高は前年同期比34.9%増となった。少人数の講習会を継続実施したことで市場での認知度が上がったことが背景にある。今後もこうした地道な努力を継続する方針だ。また、今期に投入した“milbon”は仕上がりや手触りが高評価で、今後の拡販が期待できる状況にある。
生産部門は、前期までに単月黒字化を果たしているが、今第2四半期は生産金額が計画を大きく上回ったことに加え、原料の現地調達率が50%を上回ったことで、製造原価率が想定以上に改善している状況だ。原料の現地調達率は今後も徐々に引き上げる計画で、それに伴い採算性も一段と改善することが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《HN》
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