サッカー元イタリア代表・マルディーニ、プロテニスデビューも引退宣言

2017年6月29日 20:42

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 26日、イタリア・ミラノで行われたテニスのアスプリア・カップにサッカーの元イタリア代表DFパオロ・マルディーニが出場した。マルディーニはダブルスで出場したが完敗し、その結果を受けそのまま引退を宣言した。自身のコーチであるステファノ・ランドニオとダブルスを組んで予選を突破しての出場だった。1回戦でトマシュ・ベドナレク(ポーランド)、ダビド・ペル(オランダ)組と対戦、1-6、1-6とわずか42分で終わる完敗だった。

 マルディーニは名門ACミランから16歳でデビュー、以後25年間ACミラン一筋で活躍、イタリア代表として4回もW杯に出場している。セリエA史上最多の647試合に出場、リーグ優勝7回、欧州チャンピオンズリーグ優勝5回、イタリア代表歴代3位の126試合に出場。これだけの経歴を抱えてのプロテニスデビューとあって、注目を集めていた。

 マルディーニがテニスを始めたのは2009年に引退してからである。今大会は、ATPプロテニスツアー初出場を49歳の誕生日の日に果たすという、異例のデビューだった。だが試合後、自身のインスタグラムで「最初で最後の姿を見せられた、楽しかったが現実に戻る」と綴っている。

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