築地市場、2013年の土壌調査で基準を超える有害物質が検出

2017年3月10日 21:02

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 豊洲市場の土壌汚染疑惑により移転が進まない築地市場だが、2013年の土壌調査において、築地市場でも環境基準の2.4倍のヒ素や1.6倍のフッ化物が検出されていたことが明らかになった(NHK時事通信TBS)。

 この調査は環状2号線の整備の際に行われたもの。基準超となったのは市場の南側の昭和初期に埋め立てられた地域で、現在は築地大橋の土台が整備されている場所とのこと。公表されなかった理由について、都では「他の公共工事の際も環境基準を上回るケースはあるもののその都度公表しておらずそれに準じた」と説明しており、安全性についても「土壌はアスファルトなどで覆われていることから問題はない」としている。

 築地市場については先日、地歴調査の結果米軍のドライクリーニング工場が置かれていた事が判明との報道もされており、今後さらなる土壌調査が行われる予定となっている。一方で築地の汚染に対する都の見解については「築地がアスファルトで安全だというならば豊洲も安全では?」といった指摘もされている(橋下徹氏のコメント)。

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