概況からBRICsを知ろう~ブラジルは続伸、原油高や堅調な中国の経済指標などで

2017年2月2日 12:19

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記事提供元:フィスコ


*12:19JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジルは続伸、原油高や堅調な中国の経済指標などで
【ブラジル】ボベスパ指数 64836.13 +0.26%
1日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比165.35ポイント高(+0.26%)の64836.13で取引を終えた。65593.52まで上昇した後、一時64686.87まで下落した。


原油価格の続伸が好感され、資源セクターに買いが継続した。また、堅調な中国の経済指標も追い風となった。国内では、経済指標の改善が支援材料。昨年12月の鉱工業生産は前月比で2.3%上昇し、前月の上昇率0.4%と市場予想の2.1%を上回った。一方、指数の上値は重い。腐敗取締の強化などで一部銘柄に売り圧力が強まったもようだ。

【ロシア】MICEX指数 2231.68 +0.64%

1日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比14.29ポイント高(+0.64%)の2231.68で取引を終了した。2231.68から2214.00まで下落した。

原油高が好感され、ウエートの高い資源銘柄に買いが広がった。ブレント原油価格はこの日1バレル当たり56米ドル以上まで上昇した。また、欧州市場が堅調な値動きを示したことも支援材料。国内では、堅調な経済指標が好感された。1月のマークイット・ロシア製造業購買担当者指数(PMI)は54.7まで上昇し、前月の53.7を上回った。

【インド】SENSEX指数 28141.64 +1.76%

1日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比485.68ポイント高(+1.76%)の28141.64、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同155.10ポイント高(+1.81%)の8716.40で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅を急速に拡大させた。2017年度(18年3月まで1カ月間)の予算が公表され、長期キャピタル・ゲイン課税が発表されなかったことが支援材料。また、2017年度の財政赤字目標は同年度の国内総生産(GDP)の3.2%以内に抑えると発表され、予想ほど厳しい内容ではなかったことも好感された。

【中国本土】
休場《NH》

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