鋼板製パイプ1本でできているJR紀勢線和佐駅の新駅舎

2016年10月25日 18:24

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、10月1日にJR紀勢線の和佐駅(和歌山県日高川町)の新駅舎が使用開始されたのだが、この新駅舎は鋼板製パイプ1本でできているそうだ(日経コンストラクションJR西日本の発表)。

 使われているのは「コルゲートパイプ」という、薄鋼板を波付けして丸めたパイプ。排水路や貯蔵槽などに使われることが多い素材だという。和佐駅では直径3.5m、長さ3.7mのパイプを使用し、パイプの一部を地中に埋め、内部にベンチや集札箱、駅名板、掲示板、照明などを設置して駅舎に仕立てたとのこと。和佐駅は無人駅であり、主に乗客の待合室として使われるためこのような簡素な施設で十分ということのようだ。また、トイレは近くに設置された公衆トイレを利用する形。

 工期は2か月半と短く、メンテナンスコストも安いというメリットがあるという。ただ、駅名看板はあるものの、知らなかったらあまり駅には見えないのはデメリットかもしれない。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア

 関連ストーリー:
JR北海道、1日の乗車人数が1人以下の駅を廃止する方針 2016年10月02日
「主な利用者は高校生1人だけ」というJR北海道の駅、高校生の卒業に併せて廃止へ 2016年01月08日
JR東日本、旧万世橋駅を商業施設化 2012年07月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事