沖縄北部陸海1万7千ha やんばる国定公園に

2016年9月12日 10:31

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 国はヤンバルクイナやオキナワトゲネズミ、ケナガネズミなど固有動植物、希少動植物が生息・生育している沖縄県北部地域の亜熱帯照葉樹林を中心とする陸域1万3622ヘクタールと海域3670ヘクタールを『やんばる国定公園』に15日、指定する。「やんばる」は「沖縄島北部地域」の通称。

 これにより、すでに指定されている「沖縄海岸国定公園」の一部地域は「やんばる国定公園」に編入する。

 やんばる国定公園のテーマは「亜熱帯の森やんばる。多様な生命(いのち)育む山と人々の営み」としている。

 環境省は「自然環境と景観の多様性、そこで体験できる自然体験の質を維持向上できるよう、適正な保護規制計画、保護施設計画及び利用施設計画を設定し、『亜熱帯照葉樹林、カルスト地形や海食崖を重点的に保護する』。

 また若齢照葉樹林等について、高齢照葉樹林への再生・誘導を行い、国頭村、大宜味村、東村に自然再生施設を設ける。なお、陸域の公園面積1万3622ヘクタールのうち、769ヘクタールが『特別保護区』、4406ヘクタールが「第1種保護区」になっている。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
http://economic.jp/?p=65913
ヘリパッド建設「過半の返還へ進めている」防相
目に見える形で沖縄の負担軽減に努める 菅長官
できるだけ早い時期に沖縄訪問したい 防衛相
沖縄東村長要望に琉球新報「危惧する」と社説に

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事