4月米雇用統計は平均時給に注目すべき

2016年5月5日 15:42

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記事提供元:フィスコ


*15:42JST 4月米雇用統計は平均時給に注目すべき
 米ADPとムーディーズ・アナリティクスが4日に発表した4月全米雇用報告は、前月比+15.6万人で市場予想の+19.5万人程度を下回った。市場関係者の間では4月ADPの数字が予想を下回る内容だったことから、6日発表される4月の米非農業部門雇用者数は、前月比で20万人を下回る増加にとどまるとの見方が浮上している。現時点での市場予想は前月比+20.0万人程度。また、失業率は4.9%で3月の5.0%から0.1ポイント低下する見込み。

 4月雇用統計が市場予想とほぼ一致した場合、6月利上げの期待はやや高まるとの声が聞かれている。ただし、平均時給の伸びが3月実績の前月比+0.3%を下回った場合、非農業部門雇用者数が市場予想を上回っても6月利上げは難しいとの見方もある。外為市場では平均時給の動向が注目されており、伸び率の鈍化はドル売り材料になるとみられている。《MK》

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