誰もが漫画ファイルをアップロードできる「マンガ図書館Z」で作者以外が勝手に公開を許諾する例が続出

2016年1月15日 16:12

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記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 絶版となったマンガなどを広告付きで公開し、広告料を作者に還元する「マンガ図書館Z」(旧名絶版マンガ図書館/Jコミ)では、誰もがマンガの画像ファイルをアップロードできる仕組みになっている。アップロードされたファイルは作者の許諾が得られたら一般公開されるという段取りなのだが、この許諾を第三者が勝手に行えてしまうという問題が発生している模様(NAVERまとめ)。

 マンガ図書館Zでは、第三者がマンガをZIP形式でアップロードでき、それに対し権利者が「公開する」ボタンをクリックすることでそのマンガが公開される仕組みになっている(マンガ図書館Zの告知)。しかし、この「公開する」ボタンは第三者が勝手に押すことができ、そのために権利者が知らないうちにマンガが公開されているという事態が発生していたようだ。

 なお、現時点では「公開待ち作品」ページにアクセスしても「公開する」ボタンは表示されない。誤って公開される問題はシステムの不具合の可能性もありそうだ。

 マンガ図書館Zの発起人である赤松健氏のブログこれによると、第三者が公開許諾してしまうことは想定外だったようだ。

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