AMDの新スモールフォームファクタPC、CPUはIntel製

2015年6月30日 22:13

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 AMDは、世界初のHBM(広帯域メモリ)を搭載するビデオカード「Fiji」シリーズを発表。これに合わせ、Fijiシリーズを内蔵する高性能小型ゲーミングPCフォームファクタ「Project Quantum」も発表された。だが、このProject Quantumでは、なんとCPUに競合相手であるIntel製CPU「Core i7-4790K」を採用しているという(Tom's HardwarePC WatchITmediaSlashdot)。

 Tom's HardwareがAMDに確認したところ、このことは事実であり、AMDの現経営陣は顧客の需要に確実に応えることを至上命題にしているという。現段階でAMDのハイエンドCPUにはIntel製品と拮抗できるものがない。またスモールフォームファクタPCでは冷却性能が限られていることから、ワットあたりで最高のパフォーマンスを出すことが求められる。こういった理由からIntel製CPUを採用することになったようだ。

 少し前の報道によれば、AMDはグラフィックス事業とライセンス事業を、データセンター向けのプロセッサを販売するサーバ事業と切り離すといった分社案も検討されている模様。

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