京都西川、抱きしめながら通話できるクッション「ハグビー」を発売―ストレス解消などの効果

2015年6月5日 13:58

印刷

「ハグビー」を抱いているイメージ(写真:京都西川の発表資料より)

「ハグビー」を抱いているイメージ(写真:京都西川の発表資料より)[写真拡大]

 京都西川は4日、クッション型コミュニケーションメディアの「ハグビー」を、9月初旬から販売すると発表した。

 「ハグビー」とは、国際電気通信基礎技術研究所で開発されたヒトをイメージさせるシンプルな形状をしたクッション型コミュニケーションメディア。携帯電話などの通信メディアを頭部のホルダーに収納し、抱きしめながら通話することで、通話相手の存在をより強く身近に感じることができるという(通信機器は付属していない)。

 人間は、声と抱きしめているという触感など2つ以上の感覚で相手を認知すると、その存在を強く感じられるということが国際電気通信基礎技術研究所の研究でわかりつつある。また、「ハグビー」を利用することで、ストレス軽減の効果や、子どもたちに落ち着いて人の話を聞くことを促進する効果、就寝前の幼児に「ハグビー」を通して母親の声を聞かせると、落ち着いて横になることが実験で分かっているという。

 なお、「ハグビー」に使われる素材の「ウォームフィール20」は、同社と東洋紡が共同開発した温かくとろけるような触り心地がある。

 サイズが子どもサイズ(約縦50cm×横35cm)とレギュラーサイズ(約縦80cm×横55cm)の2種類あり、価格は子どもサイズが8,000円、レギュラーサイズが10,000円(いずれも税抜)。カラーは各サイズともイエロー、ピンク、グレーの3色。販売は、京都西川商品取扱店、有名百貨店、寝具専門店などで行われる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

関連記事