日本ライフラインは米国カーディオフォーカスと内視鏡アブレーションシステムでの国内独占販売契約を締結

2014年12月22日 09:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

日本ライフライン<7575>(JQS)は19日に、カーディオフォーカス社と内視鏡アブレーションシステムに関する日本国内における独占販売契約を締結した。

日本ライフライン<7575>(JQS)は19日に、カーディオフォーカス社と内視鏡アブレーションシステムに関する日本国内における独占販売契約を締結した。[写真拡大]

■16年の上市を目指し同システムの導入を準備

 日本ライフライン<7575>(JQS)は19日に、カーディオフォーカス社と内視鏡アブレーションシステムに関する日本国内における独占販売契約を締結した。

 現在、心房細動の治療では、アブレーションカテーテルを用いて肺静脈と左心房の連結部位に沿って円周状に心筋を焼灼し、肺静脈と左心房の間の電気的な連絡を遮断する肺静脈隔離術が行われている。同手技では、アブレーションカテーテルの先端電極から高周波電流を流すことにより点状に焼灼するため、多くの部位の焼灼には時間を要することや、過剰焼灼による合併症が発生するリスクがある。

 カーディオフォーカス社が開発した「ハートライト内視鏡アブレーションシステム」は、レーザー焼灼を行うバルーンカテーテル、カテーテルを目的部位へ誘導するスティーラブルシース、焼灼部位を確認するための内視鏡、さらにレーザーやバルーンカテーテルの操作及び内視鏡画像を表示するためのコンソールで構成されている。

 本製品による治療は、肺静脈連結部に沿ってバルーンカテーテルを拡張し心筋に密着させた後、バルーン内部に挿入された内視鏡の画像を確認しながら、バルーン中心部分から心筋層に向けて選択的に照射されるレーザーで焼灼することにより、安定した深度で線状焼灼を行うことが可能である。

 心房細動のアブレーション治療は、高齢化を背景として症例数の増加が継続しており、2014年には3万例を超えると推定。日本ライフラインは、同システムの2016年の上市を目指し導入準備を進め、心房細動治療領域での競争力の一層の強化を図っていくとしている。

 カーディオフォーカス社は米国(マサチューセッツ州マールボロ)に本社を置き、心房細動などの不整脈に対する先進的な治療方法の研究及び開発を行っている。同社が開発した「ハートライト内視鏡アブレーションシステム」は、既にCEマークを取得しており、2,500例以上の臨床実績を有し欧州にて販売を行っているほか、米国でも薬事承認取得に向けて治験を実施しており、現在は臨床試験の最終段階にある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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