アイカ工業、外壁タイルの落下を防ぐ「ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法」を発売

2014年9月21日 20:50

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アイカ工業が開発した「ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法」を施工した建物。

アイカ工業が開発した「ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法」を施工した建物。[写真拡大]

 アイカ工業は19日、外壁タイルの落下を防止する工法「ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法」を開発し、販売を開始したと発表した。価格は(材工設計価格)は1平方メートルにつき1万5,000円(税抜)。

 本工法は、経年劣化した外壁タイルには、橋梁などの補修補強工事などに使用される「無溶剤ウレアウレタン樹脂」を塗布することにより、落下を防ぐという。また、独自の樹脂設計技術で、高い透明度、長期的な美観保持機能を追加した。

 なお、本工法は、都市再生機構の外壁複合補修層の補強効果確認試験に適合する。この工法を使った場合、同社試験で、都市再生機構が定める外壁複合補修工法の要求性能である「曲げ強度490Nで破断しないこと」を満たした上、曲げ強度776Nでも破断しなかったことを確認した。

 また、長時間の紫外線照射でも塗膜の変色が少なく、自社試験では、水系アクリル樹脂よりも耐候性に優れた結果を得られたという。

 本稿方は、同社が事務局を務める「タフレジンクリアガード工法研究会」が認定した店が施工する。また、施工した建物は、タイルのはく落による第三者に対する賠償事故を補償する制度が適用される。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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