IHI、西オーストラリア州で航空機転用型大型ガスタービン発電設備を受注

2014年8月12日 18:50

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IHIが豪州で受注した発電設備の中心機器である「LM6000」

IHIが豪州で受注した発電設備の中心機器である「LM6000」[写真拡大]

 IHIと、同社のオーストラリア法人のIHI Engineering Australia Pty. Ltd.は、カナダのTransAlta社の子会社である TransAlta Energy Australiaからガスタービン発電設備を受注したと発表した。

 本設備が建設されるのは、西オーストラリア州北部のPort Hedland(ポートヘッドランド)地区。設備は、排ガスを再利用して発電するコンパウンドサイクルのガスタービン2基とシンプルサイクルのガスタービン1基から構成される。コンパウンドサイクルのガスタービンには、ボーイング747などの航空機に使用されているアメリカのGE社のジェットエンジン「CF6-80C2」を発電用に転用した「LM6000」が使用される。

 発電した電気は、長期電力購入契約を締結したHorizon PowerとThe Pilbara Infrastructure Pty Ltd.の2社により、西オーストラリア州一帯に供給されるという。

 今回の受注によってIHIの「LM6000」の受注実績は累計76基目となり、海外での受注は30基目、オーストラリアでの受注は16基目となるという。 (記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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