【編集長の視点】SONYFHは反落も増益転換業績・堅調株価とも親会社離れを鮮明化し独自色?!

2013年2月15日 10:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  ソニーフィナンシャルホールディングス(SONYFH) <8729> (東1)は、1円高の1524円と続伸して寄ったあと、21円安と値を消すなど前日終値近辺でもみ合いを続けている。

  前日14日大引け後に今年2月7日に決算速報として開示した今3月期第3四半期(Q)累計業績を発表、増益転換して着地するとともに、通期純利益も、決算速報の上方修正通りに増益転換幅を拡大、市場コンセンサスを上回ったが、全般相場の反落や週末を控えていることもあり、利益確定売りが先行している。

  ただ2月7日の決算速報開示時は、親会社のソニー <6758> も、今期3Q決算を発表、営業利益が黒字転換したものの、株価は15%安と売られており、高値圏で値もちのいいSONYFHの株価は、対照的に「親離れ」も示唆しているようである。

  SONYFHの3Q業績は、前年同期比10%増収、3%経常増益、44%純益増益と増益転換した。損害保険事業で保険金単価の上昇で自動車保険の損害率が上昇したが、生命保険の保有契約高が堅調に推移して保険料収入が増加、株高などの市況回復に伴って特別勘定の資産運用損益が改善したことなどが要因で、純利益は、前期の繰延税金資産の一部取り崩しが一巡し増益転換率を拡大した。

  3月通期業績は7日の上方修正通りに経常利益の減益率を縮小するとともに、純利益の増益転換率を拡大、純利益は、410億円(前期比25%増)と見込み、期末配当も昨年11月の配当修正通りに25円(前期実績20円)に増配する。

  同社は、ソニーの金融子会社として親会社の業績を下支えしているが、こと決算発表に際しては、親会社を意識した開示政策を続けている。親会社の決算発表と同時に決算速報を開示、業績低迷が続く親会社と対照的な好調な業績推移を際立たせている。今年2月の3Q決算でもそうだが、本決算、四半期決算発表のたびにこの業績開示を繰り返している。

  ソニーのグループ会社では、同社のほか医療サイト運営のエムスリー <2413> が、好調な業績推移で親会社との格差を示しており、グループ会社とはいえ、独自色を強めている。

  もっともソニーは、昨年12月にソネットエンタテインメントを株式交換により完全子会社化、ソネットは上場廃止となっており、業績好調の子会社を今後、どう扱うか、「第2のソネット」が出てくるのか、グループ戦略としても注目ポイントとなる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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