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【編集長の視点】急動意の日成ビルド、矢継ぎ早M&Aに業績上方修正、なお上値も
<マーケットトーク・材料&株価>
日成ビルド工業 <1916> は、6円高の140円と4営業日続伸して始まっている。前日10日前引け後と大引け後と2回も矢継ぎ早に業務提携とM&Aを発表、8月6日以来、1カ月間で4件の積極的な提携戦略を推進したことを評価して、極低位値ごろの割安株買いが増勢となっている。今年8月6日に開示した今3月期業績の上方修正も見直されている。
前日前引け後の11時30分に発表したのは、GEキャピタルとの業務提携で、日成ビルドの立体駐車場メンテナンス事業をはじめプレハブ建築販売・リース事業などのコア事業すべての商品・サービスについて顧客を紹介する業務提携契約書を締結、株価は商いを伴って上値を伸ばした。
大引け後に発表したのは、コンビニ、ホームセンター、ドラッグストアなどの大手流通店舗企業の建設工事に強みを有する小澤建設(埼玉県加須市)の株式取得で、2億4800万円で全株式を取得して連結子会社化する。
また、8月6日には、オリックス <8591> とマンション管理組合向けの機械式駐車場販売での協業と、太陽光発電パネル用架台製品の研究開発で合意し、8月31日には小僧寿し <9973> (JQS)と資本業務提携、プレハブ建築事業拡大戦略として外食産業・コンビニ・ホームセンター向けなどの深耕に弾みをつける。いずれも同社の業容拡大・収益性向上につながる提携戦略となっている。
株価は、前期業績の2回目の上方修正に東日本大震災関連の復興需要本格化思惑がオンして年初来高値216円をつけ、今期業績の大幅減益転換・減配予想が響いて同安値105円まで大幅調整、8月6日の今期業績の上方修正・減益転換率の縮小で3分の1戻し水準の145円まで底上げしてもみ合ってきた。収益水準そのものは低いが、PER10倍台、PBR0.8倍の低位値ごろ妙味は十分で、年初来高値に向けリバウンド幅の拡大が想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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