雪印メグミルク、10月から家庭用バターとチーズを値上げ

　雪印メグミルクは21日、家庭用バターとチーズを10月1日出荷分から値上げすると発表した。家庭用バター類4品目、家庭用チーズ類7品目の合計11品目が対象で、バター類が平均3.9％、チーズ類が平均5.0％値上げされる。

　今回の値上げは、一昨年の猛暑や東日本大震災の影響により生乳生産量が低迷し、特に加工向け原料乳が減少している中、6月に北海道の生乳生産者団体との交渉により、酪農生産基盤の安定化と国産乳製品市場の安定的な発展のために、2012年4月にさかのぼり、乳製品向け生乳取引価格の引き上げが決定したことに伴うもの。雪印メグミルクは、「生乳価格の改定によるコスト増を自助努力により吸収すべく努めてきたが、一部商品について価格改定を実施する」とコメントしている。