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【注目の決算銘柄】サンコーテクノは耐震工事や太陽光発電関連など好調
■今期2ケタ増益予想を継続
建築・耐震用の高機能留め具などを開発するサンコーテクノ <3435> (JQS)が10日の午後発表した第1四半期の連結決算(4~6月)は好調で、売上高が前年同期比4.7%増加し、営業・経常利益は黒字に転換した。電力買い取り制度の施行とともに、太陽光発電設備に関する製品にも速やかに対応した。
壁や屋根を取り付ける際のドリルスクリュー、ルーフボルトなどのファスニング事業は、耐震工事の一部回復や復旧・復興に向けた小規模な物件が引き続き多く、部門売上高が5.9%増加。コンクリートに機器を取り付ける(または固定する)際に、完成後に、あとから取り付けることのできる「あと施工アンカー」は引き続き好調。アルコール測定器は伸び悩んだものの、電子基板関連の車両向け製品は好調。
今3月期の予想は、現段階では据え置き、同社の主力製品が使用されるコンクリート等の建設資材の不足や、人員不足による工事の遅延が懸念されるものの、建物の維持保全分野や環境分野、太陽光発電の設置などでの需要増に積極的に取り組み、連結売上高を前期比7.9%増の149.5億円、営業利益を同13.2%増の6.6億円、純利益を同22.6%増の3.5億円とした。予想1株利益は172円01銭。
■割安感強く株価2000円台への期待が
株価は昨年5月に2558円まで上げ、以降は1600円から2000円の範囲で推移中。本日は売買が成立せず、最終気配値は、1680円で買いたい注文と1800円で売りたい注文がにらみ合った。JASDAQ銘柄の平均PER12.1倍にあてはめると、予想1株利益172円01銭の12倍として2000円台への上昇が期待できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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