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【アナリストの眼】復興需要本格化の東洋建設、今期大幅増益で株価見直しも
【今、この銘柄】
海洋土木工事が主力の東洋建設 <1890> は、復興需要の本格化に加えて、国土交通省の港湾整備戦略などのテーマ性に注目したい。
今期(13年3月期)通期連結業績の会社予想は、売上高が前期比23.2%増、営業利益が同80.0%増、経常利益が同2.1倍、純利益が同41.5%増の大幅増収増益としている。手持ち工事が高水準であることに加えて、復興需要の本格化、災害に強い社会インフラ整備、成長戦略と位置付けられる国際コンテナ・バルク戦略での港湾整備などが追い風となる模様だ。年間配当については1円(期末一括1円)の予想としている。
なお、第2回優先株式の普通株式への転換が完了したことに伴い、発行済株式総数を適正化するため10月1日付で株式5株を1株に併合するとともに、単元株数を1000株から100株に変更する。
株価の動きを見ると、70円~90円近辺のボックスレンジから下放れ、5月29日には年初来安値となる48円まで下落する場面があった。その後、一旦は70円台後半の水準まで急反発する場面があったが、週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえ込む形となった。足元では概ね60円台で推移しており、調整局面のようだ。
8月2日の終値68円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS3円25銭で算出)は20倍近辺、今期予想配当利回りは1%台半ば、実績PBR(前期実績の連結BPS55円67銭で算出)は1倍台前半となる。
今期の大幅増収増益見通しや、復興需要関連などのテーマ性も考慮すれば、調整一巡して反発する可能性は高いだろう。当面は従来のボックスレンジへの回帰がポイントになるが、26週移動平均線を回復すれば動意付いて上値を試す可能性もあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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