理研とNEC、「京」からの離脱係争、2億円で和解

2011年12月27日 08:00

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記事提供元:スラド

FRAGILE 曰く、 理化学研究所とNECは、2011年12月12日、スーパーコンピューター「京」の開発を巡る係争で和解が成立したと発表した。

 京の開発には当初、理研とNEC、日立、富士通が参加しており、ベクター型とスカラー型のハイブリッドを目指していた。しかし、2009年5月、財務悪化を理由にNECと日立が撤退を表明、京は富士通のみが残る形でスカラー型となった。

 大きく報じられた2009年11月の事業仕分けでも、この撤退までの開発経費は損害賠償を求めるべきだとやり玉に挙がっており、理研は2010年7月、NECに対し設計や建物に投じた費用約70億円の内の一部が無駄になったとして損害賠償を求める民事調停を東京地裁に申し立てた。一方、NEC側も開発費の未払い分として約8億円を支払うように調停を申し立てていた。

 これまで13回の協議を経て、今回、地裁が認めた金額の差額としてNECが理研に2億円を支払うこと、京プロジェクトに関するNECの知的財産権を理研に無償許諾することで調停が成立した。

 プロジェクト全体の規模からすれば、意外に安い和解内容だったという気もする。

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