SCE、新型携帯ゲーム機「NGP」:背面タッチパッドや3G通信機能を搭載

2011年1月27日 19:06

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 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は27日、携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の後継機(コードネーム「NGP」)を11年末に発売すると発表した。有機ELのメインディスプレイに加えて背面にもタッチパッドを搭載するほか、3G回線への通信機能などが新たに加わっている。

 同社によると、NGPは前面にマルチタッチ対応の5インチ有機ELディスプレイ、背面にマルチタッチパッドを搭載する。二つを組み合わせて使うことで「つかむ・押し出す・引っ張る」といった立体的な感覚を取り込んでいるという。

 通信機能はPSPで採用したWi-Fi方式に加えて、新たに3Gネットワークへのアクセスも対応する。また、GPSを内蔵しており、ユーザー本人の位置情報を利用して、周辺にいる他のユーザーがプレイしているゲームなどの情報を入手することができる「Near」を基本サービスとして搭載する。

 ゲームメディアは、「NGP専用カード」を採用。フラッシュメモリーベースの小型カードで、将来の大容量化も可能という。ゲームのセーブデータや追加コンテンツなどを直接保存することができる。

 その他、前面と背面にカメラ1基ずつと、ジャイロ、加速度、電子コンパスの各センサーを内蔵する。これを利用して、ユーザーの姿や動きなどを取り込むような遊びも楽しめるという。

 CPUは4コアのARM Cortex-A9を搭載。本体サイズは幅182.0 x 高さ18.6 x 奥行き83.5mm。

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