第2のレアアースか!ロジン急騰で注目浴びる星光PMC

2010年12月2日 10:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■ロジン急騰の背景には、中央政府の政策と、急速な中国の自動車産業の発展がある

  産出国は中国だけといわれているロジン(松脂を蒸留して得られる、ロジンを主成分とする天然樹脂)の価格がここに来て暴騰している。

  08年にはトン当り500ドルであったロジンの価格が、昨年1000ドル、今第2四半期には1800ドルと急騰している。今第3四半期には3000ドルを超えると予想されている。

  ロジン急騰の背景には、中国の農村と都市部の賃金格差を少しでも縮めようとする中央政府の政策と、急速な中国の自動車産業の発展がある。

  ロジンは、農閑期に農民が松の木の表面を傷つけて出てくる松脂を集めて出荷している。農家にとって、貴重な農閑期の収益源といえる。ところが、中国政府は、農村と都市部の賃金格差を縮める方法として、ロジンの価格を意図的にあげ、農民の収益を増やそうとしている。

  更に、ロジンは自動車のタイヤをときにも使用されているため、中国の自動車産業の急成長と共に、年々需要が高まっている。

  現在ロジンを供給できるのは、中国だけで、世界的な供給不足となっている。第2のレアアースといわれる由縁である。

■ロジンに代わるものはASA、生産できるのは、星光PMC1社のみ

  ところが、ロジンを最も使用しているのは、製紙業界であり、製紙用サイズ剤、塗料の原料として欠かせないものである。

  今後も、ロジンの価格上昇が継続すると見られている。そこで、製紙業界にとってはロジンに代わるものを早急に探す必要性に迫られている。

  現在、ロジンに代わるものは、ASA(アルケニル無水コハク酸)がある。ところが、ASAを生産できるのは、星光PMC <4963> 1社のみ。ロジン急騰と共に、同社のASAの売上も増えるものと予想される。

  1日の株価は、274円(前日比2円安)、PBR0.44倍、今期予想PER8.0倍、配当利回り4.0%。

  チャートを見ると4月27日の年初来の高値318円を付けた後GW中に発表されたギリシャの経済不安により260円台まで下げ、以後反発もなくもみ合い状態が続いている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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