カンボジアの「少年A」たち ― 6/20(土)トークイベント at 渋谷

プレスリリース発表元企業:認定NPO法人国境なき子どもたち

配信日時: 2015-06-16 15:00:55

貧困や教育の欠如ゆえに犯罪と隣り合わせにある途上国の青少年。

国境なき子どもたちが、6月20日(土)に渋谷のカフェにおいて、カンボジアの活動や未成年収監者の実情をご報告します。



国境なき子どもたち(KnK)は2002年より、カンボジアやフィリピンの刑務所や更生施設に収監されている未成年者へのサポートを行っています。KnKの活動が必要とされる途上国においては、しばしば貧困や教育の欠如ゆえに子どもたちが犯罪と隣り合わせにある一方で、法に触れ収監させられた青少年に対し、刑務所では教育面のサポートがほとんど得られないという現状があります。

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犯罪に巻き込まれる子どもたち
未成年収監者の多くは、万引きや暴力行為、ドラッグの使用・売買などを理由に収監されています。貧困や、親からの暴力・育児放棄を受け、学校にもいけず、でき心で万引きをしてしまう、つらい日常を忘れるためドラッグを利用してしまうという子どもは少なくありません。また、大人から中身を知らずに渡されたものがドラッグであり、売買に加担したといわれ捕まったケースもあります。

少数ですが、殺人、殺人未遂、レイプなどの罪に問われた子どももいます。しかし話を聞くと、ただ好意を持っている女子と一緒にいただけなのに、女子の親から「娘がレイプされている」と警察に通報され、いわれのない罪で重犯罪に問われ10年から20年の刑期を言い渡されたケースもありました。

カンボジアでは青少年保護のための少年法や保護を受け持つ弁護士の存在が乏しく、軽犯罪であっても裁判まで半年や1年を要することもあります。子どもたちは、裁判を待つ間も刑務所で生活しなくてはならず、保護を受けるどころか社会から切り離されてしまいます。

刑務所の中では、場所によっては収監者へのアクティビティ(識字教育クラスや職業訓練など)がまったく行われないところもあります。このような場合、知識やスキルを学べなかった子どもたちは、出所後の社会への再統合が果たされにくく再犯の可能性が高くなることが懸念されています。

KnKは、カンボジアにおけるこのような現状を受け刑務所内の未成年を対象とした識字教室や職業訓練、出所後のサポートを行ってきました。
今後は刑務所事業の一部を当局に移譲し、啓発活動に注力していきます。

2015年5月29日(金)から6月26日(金)まで、東京・渋谷の「Bookcafe days」においてカンボジアでKnKが支援している青少年、「少年A」たちが描いた絵の展示イベントを行っています。
また、6月20日(土)には、1DAYトークとして、会場でKnKスタッフがカンボジアでの活動についてお話させていただきます。

ぜひ渋谷のBookcafe daysで、カンボジアについて、また「少年A」たちについて考えるひと時をご一緒ください。※要申込


●1DAYトーク
美しきカンボジア -塀の中の子どもたち-
【日時】2015/6/20(土) 15:00~16:30
【会場】Bookcafe days  http://bookcafedays.com/
【住所】東京都渋谷区鶯谷町15-10(1F)※JR渋谷駅から徒歩6分 【TEL】03-3461-1554
【参加費】500円 (1ドリンク付)※当日会場にてお支払ください
【要申込】下記サイトから必要事項を書いて送信してください  ※6/18必着、先着30名
     http://knk.or.jp/ev150529/
【スピーカー】熊本 晃順(KnKカンボジア事業担当)

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