ローンデジタルプラットフォーム(TM)のサービス提供開始

プレスリリース発表元企業:SMBCコンシューマーファイナンス株式会社

配信日時: 2023-10-23 17:45:27

~ローン業務全般のデジタル化を支援~

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:金子 良平 以下、SMBCCF)および株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:佐々木 裕 以下、NTTデータ)はローンデジタルプラットフォーム(TM)のサービス提供を2023 年10 月23 日より開始します。株式会社愛媛銀行さま(以下、愛媛銀行)をファーストユーザーとし、株式会社三十三銀行さま(以下、三十三銀行)への提供を2024 年春に計画しています。



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本プラットフォームは、業界初となる複数金融機関・複数保証会社間の伝送&審査リトライ自動化を実現し、個人向けローンにおける電話・郵送・FAX 等の旧来業務のデジタル化および、ローン申込者の顧客体験の向上や事務効率化を図ります。SaaS 型※1のサービスになり、金融機関・保証会社は月額の利用料のみで利用可能となります。愛媛銀行は、本サービス採用により顧客に対して円滑なデジタルサービスを提供し、成約率の向上および事務経費・システムコストの削減を目指しています。

将来的には、全国の金融機関および保証会社に広く利用いただける公共的なプラットフォームになることを目指し、5 年で金融機関35 社、保証会社10 社獲得に向けて営業活動を展開します。

【背景】
市場競争激化、人口減少等、金融機関のビジネス環境は厳しさを増しており、競争力の維持・向上のために各金融機関は申し込み~契約までを非対面で完結させる個人ローン商品の開発等、DX への取り組みを加速させています。
しかし、個人ローンの分野においては、取り扱う商品の種類が多いこと、商品ごとに保証会社が異なるケースが多いこと等から、網羅的かつ抜本的な改善が進まず、金融機関および保証会社での手続きには紙事務やFAX が多く残っている状況です。そのため、金融機関・保証会社の双方にとって、システムと紙事務の二重利用が続くことによる管理コストの肥大化や、事務オペレーションの複雑化が課題となっています。
SMBCCFとNTTデータは、これを業界全体の課題と捉え、網羅的かつ抜本的に解決するため、2021 年より業務提携し、NTTデータの金融機関向けシステム構築・提供ノウハウ、ならびにSMBCCFのローン・保証ノウハウという両社の強みを取り入れた本サービスの構想策定を進めてきました。


【図1】課題と解決方向
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【概要】
本サービスは、金融機関で個人ローンを利用するお客さま、金融機関や保証会社に対し、個人ローンの申し込みから契約締結までに必要となる各種機能をSaaS型で提供するものです。本サービスによるお客さまの利便性向上および、ローン申し込みの成約率向上、事務コスト削減に寄与します。代表的な特長は以下の通りです。

1. Web上で申し込みから契約締結までを完結
個人ローンの申し込みから契約締結まで、全てWeb上で完結させる機能を提供します。また、eKYC※2による本人認証も標準搭載し、スマホ一台でお客さまの申し込みが完結する仕組みを提供します。

2. 【業界初】 金融機関 - 複数保証会社間の伝送&リトライを自動化
自動保証審査依頼&自動リトライ機能により、ローン受付から複数保証会社への審査依頼の完全自動化を実現することで、FAXの送信および、FAXの受信内容のパンチング業務が不要となります。
また、保証会社接続IFの統一化により、プラットフォーム接続済の保証会社であれば、新規の回線敷設、IFレイアウトの変更なしで保証審査データの授受が可能となり、金融機関の新規商品リリース速度向上に貢献します。

3. UI/UX改善による離脱防止およびサービス品質の向上
申込登録完了に至るまでの途中離脱を最小限に抑える施策としてSMBCCFのEFO成果※3を反映。
これにより、フォーム入力時の途中離脱を防ぎ、顧客獲得やCPA(顧客獲得単価)の低減が可能となります。

4. 顧客コンタクト支援
お客さまからの個人ローンの申し込みに伴い、Web上に開設する「マイページ」を通じて、お客さまに対して入力不備や必要書類の再提出等の事務連絡が可能となります。旧来、お客さまとのコミュニケーション手段は電話・郵送・来店・FAXでしたが、Webを活用することにより、物理的・時間的な制約から解放され、業務効率化につながり、お客さまの利便性も向上します。

5. データ分析・販促サービス提供により成約率向上に寄与
SMBCCFおよびNTTデータは、「データ分析・販促改善」として、申込フォームの離脱ポイント等の定量データや増額可能顧客リストを提供することにより継続的なUI/UX改善および、成約率向上へ寄与いたします。

【図2】サービスの全体イメージ
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【今後について】 
 2024年初春に三十三銀行向けのサービス提供開始を計画するとともに、アプリ機能の提供、カードレスや他行口座における借入・返済を実現するデジタルカードローン機能、デジタルマーケティング等、追加機能・サービスの提供に向け機能を拡張していきます。

【図3】将来的なロードマップイメージ
【参考】
サービスサイト 【10月24日公開】:https://ldpf.nttdata.com

※1「Software as a Service」の略称。ベンダーが提供するクラウドサーバーにあるソフトウエアをインターネット経由で利用する仕組み
※2「electronic Know Your Customer」の略称。オンライン上で本人確認を完結するための技術
※3「Entry Form Optimization」の略称。

*ローンデジタルプラットフォームは日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
以 上

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