産業用途の画像処理プロセスへのAI導入を加速 第12世代インテル(R) Core(TM) プロセッサーを搭載した画像処理コントローラ「FVシリーズ」の新機種を受注開始

プレスリリース発表元企業:株式会社ファースト

配信日時: 2023-10-17 11:00:00

東京エレクトロン デバイス株式会社(本社:横浜市神奈川区、代表取締役社長:徳重 敦之、以下TED) の子会社である株式会社ファースト(本社:神奈川県大和市、代表取締役社長:阪本 奇男、以下ファースト)は、画像処理に特化したコントローラ「FVシリーズ」に、産業用としては最新である第12世代インテル(R) Core(TM) プロセッサーを搭載した新機種「FV1420」と「FV2350」を新しく加え、2023年12月25日より受注開始いたします。



今回受注開始するのは、カメラをつなげばすぐに使用できるコンパクトサイズの「FV1420」と、電源内蔵かつより幅広い用途で使用可能な「FV2350」の2機種です。いずれもファースト独自の画像処理ライブラリとの最適な連携でベストパフォーマンスが発揮できます。第12世代インテル(R) Core(TM) プロセッサーを搭載したことにより、当社比でそれぞれ既存機種よりも、画像処理の時間がFV1420においては約1.7倍、FV2350においては約1.8倍※1速くなり、画像処理プロセスの高速化を実現できます。また、ファーストが2021年より提供しているAIプラットフォーム※2をより快適に利用することができます。

近年、産業用の自動画像処理の現場でも、コスト削減や精度向上のためAIの導入が進んでいます。しかしながら、膨大なデータ量の画像処理にかかる時間がネックとなっていました。処理スピードの向上で、より多くの画像データと照合できるようになるだけでなく、画像判定の学習を継続することで精度の向上も見込めるため、AI導入のさらなる後押しとなると期待されます。ファーストでは産業用途でのAI導入を見据え、今後1年間で1,000台の販売を目標にしております。

※1 ファーストが開発、販売している標準画像処理ライブラリ「WIL」での処理速度比較
※2 ファーストでは、AIプラットフォームとして、AI開発ツール「FV-AID」と、WIL推論ライブラリ「WIL-PDL」を提供しています

■製品紹介ページ・外観:
FV1420 https://www.fast-corp.co.jp/products/hanyo/fv1420.html
[画像1: https://prtimes.jp/i/91500/6/resize/d91500-6-249898c1d57a25433c92-0.png ]


FV2350 https://www.fast-corp.co.jp/products/hanyo/fv2350.html

[画像2: https://prtimes.jp/i/91500/6/resize/d91500-6-e05c747d5e419211c1b7-0.png ]


■製品概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/91500/table/6_1_0d1f03861e542eb36bc4bf7a201e9a6c.jpg ]

※3 WILは、ファーストが開発、販売している標準画像処理ライブラリ
※4 WIL-PDLはAI推論機能のWILのオプションライブラリ

■産業用途の画像処理装置について
産業用途の画像処理装置は、キズやムラがないかなどを調べる検査領域、また、バラつきのある対象物の形状やサイズを測る計測領域などにおいて、画像処理に特化したコントローラとして欠かせないものとなっています。ロボットなどの産業機器は、画像判定に応じた動作をするようにプログラムされており、これまで人の目視に頼っていた工程を自動化することが可能です。結果として、工場や物流拠点などにおける省人化や生産性の向上につながっています。

■ファーストの汎用画像処理装置の強み
ファーストでは、画像処理装置のハードウェアだけでなく、作動に最適なソフトウェアも併せて提供していることを強みとしています。ソフトウェアは、できる限りカスタム対応し、用途に応じたきめ細かなサポートをしています(ソフトウェアのみの提供もしています)。また、AIプラットフォームも提供しており、画像を使用して追加の学習をおこなうことで、継続的な画像判定の精度向上が可能です。 プリント基板・半導体・電子部品・電気・自動車及びカーエレクトロニクス・金属(素材)・フィルム・食品・薬品などのあらゆる産業業界を対象としています。

■展示会出展情報
下記の展示会にて、実機のデモンストレーションをおこないます。下記のURLより招待状を入手いただけます。

展示会: 第6回[名古屋]ロボデックス -ロボット [開発]・[活用] 展-
日程: 2023年10月25日(水) ~27日(金)
会場: ポートメッセ なごや 第3展示館
小間番号: 39-24 (東京エレクトロンデバイス ブース内)
e-招待券: https://www.fiweek.jp/nagoya/ja-jp/visit/e-ticket-ex/robo.html?co=ROBON1-0236


■参考:民生品の “パソコン” との違い
画像処理コントローラは、民生品の “パソコン” と比較して、「豊富なI/F・拡張性」「高いFA品質・堅牢性」「長期安定供給」「組み込みOS搭載」「画像処理搭載」「長期修理対応」といった点で、画像処理用途に特化した優位性があります。 
[画像3: https://prtimes.jp/i/91500/6/resize/d91500-6-ffe576b0b8d6453dc62d-0.png ]

【株式会社ファーストについて】
ファーストは、独自の画像処理技術を持ち、AI 評価ツールの製品化や画像処理ライブラリの製品化や、関連する画像処理装置、画像入力ボード等の開発・製造・販売を行っています。ファクトリーオートメーション市場を中心に事業展開しており、国内のほかアジア地域でも顧客基盤を構築しています。
URL: https://www.fast-corp.co.jp/

【東京エレクトロン デバイス株式会社について】
東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やITソリューション等を提供する「商社ビジネス」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「メーカー機能」を有する技術商社です。
URL: https://www.teldevice.co.jp/

<本製品に関するお客様からのお問合せ先>
株式会社ファースト
営業本部 第一営業グループ 澤崎、植村、大井
Tel:046-272-8682、Fax:046-272-8692
お問い合わせフォーム: https://www.fast-corp.co.jp/products/catalog.html

※ このニュース リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ Intel、インテル、Intel ロゴ、その他のインテルの名称やロゴは、Intel Corporation またはその子会社の商標です。

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