世界初の非侵襲痛み治療機器「エイト」が日本での保険適用を取得し、本格導入を開始

プレスリリース発表元企業:株式会社P・マインド

配信日時: 2023-07-24 19:45:32

苦痛なく痛み治療が可能な医療機器でいつでもどこでもセルフケアを実現



 この度、株式会社P・マインド(本社:熊本県熊本市 代表取締役:木下巌)が開発し、製造販売する交番磁界治療器「エイト」(英語表記:ait)が2023年6月1日より保険収載され、7月より医療機関等での本格導入が開始しておりますのでお知らせいたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/126129/1/resize/d126129-1-018b862afd34b8eb6a0c-0.jpg ]

 エイトは、2種類の微弱な磁界を経皮的に照射し、神経を刺激することで疼痛を緩和させるために用いられる医療機器です。すでに、治験によって安全性・有効性が確認されていることから、2022年1月に一般的名称として交番磁界治療器を創設(※1)する形で、医療機器の製造販売承認を取得しております。

 当社は、企業理念である「あなたが元気でいてくれることが、何より嬉しい」を掲げ、治療技術・医療機器の研究開発と製造・販売を行うことで、患者の心のやすらぎ(Peace of Mind)を実現し、患者及びその家族・友人の生活の質(Quality of Life. 以下、「QOL」という。)の向上・改善に貢献してまいります。

■痛み(疼痛)について
 日本では、慢性的な痛みを有する慢性疼痛患者は2,200万人以上存在しており、多く患者がQOLに問題を抱えているだけでなく、心理的な苦痛も大きいことから、慢性疼痛患者による労働損失は1.9兆円以上と試算されております。(※2)
 また、痛みの治療分野では医薬品が選択されることが多いものの、副作用の発現頻度が高い医薬品も多いことから、治療してもQOLが改善されないといった課題が生じております。
 
 当社では、患者への侵襲性が極めて軽微であり、科学的に副作用が発生する可能性が低い磁界を制御する技術として独自開発した「Aid Innovation Technology」により、人が知覚できない強度の微弱な交番磁界(※3)を、安全かつ有効な形で生体に照射することで、神経細胞の調整作用を実現しておりますが、前述の背景を踏まえ、Aid Innovation Technologyの最初の技術応用領域として、疼痛領域に注力しております。
 日本生まれの医療機器として疼痛を緩和する交番磁界治療器「エイト」を開発し、全国の医療機関・施設等を通じて痛みに悩む患者への提供を進めることで、人口の15%以上を占める痛み患者への福音になるだけでなく、痛みによる社会活動・経済活動へのマイナス影響の抑制を実現することを目指しております。

■診療報酬情報
区分番号:J119
区分  :消炎鎮痛等処置(1日につき) 2 器具等による療法
点数  :35点(350円)

■薬事情報
販売名     :エイト
承認番号    :30400BZX00015000
一般的名称   :交番磁界治療器
クラス分類   :クラスII(管理医療機器 特定保守管理医療機器)
使用目的又は効果:本品は、2種類の交番磁界を経皮的に照射し、神経を刺激することで疼痛を緩和させるために用いられる。

※1:2022年1月時点にて医療機器のカテゴリである一般的名称「交番磁界治療器」が「エイト」のために新設されていることから、日本初の医療機器であることを確認しており、自社調査(2023年6月時点)にて同カテゴリに属する他の医療機器がないこと、治療用医療機器として世界初であることを確認済み
※2:Inoue S, et al. Chronic Pain in the Japanese Community-Prevalence, Characteristics and Impact on Quality of Life. PLoS ONE 10(6): e0129262.
※3:時間変化に応じて向きと大きさが変動する磁界

PR TIMESプレスリリース詳細へ