ASIA COSMOPOLITAN AWARDS 【平城遷都1300年記念アジアコスモポリタン賞】第2回受賞者を発表

プレスリリース発表元企業:ERIA(東アジア・アセアン経済研究センター)

配信日時: 2014-10-22 14:33:07

日本から、今年100周年を迎えた宝塚歌劇団が「文化賞」を受賞!

【大賞】
マンモハン・シン(前インド首相)
【経済・社会科学賞】
ピーター・デーヴィッド・ドライズデール(オーストラリア国立大学名誉教授)/ ワン・グンウ(歴史学者)
【文化賞】
リティー・パニュ(カンボジア映画監督)/ 宝塚歌劇団







ASIA COSMOPOLITAN AWARDS (平城遷都1300年記念アジアコスモポリタン賞) は「大賞」、「経済・社会科学賞」、「文化賞」の3賞について 第 2回受賞者を下記の通り発表します。

ASIA COSMOPOLITAN AWARDS は 2 年に一度、東アジア域内における経済面・文化面での地域統合、域内の格差是正、持続可能な成長社会形成を主眼に、質的に充実した東アジア共同体形成に資する優れた貢献を行った個人・団体に対し、国籍を問わず、授与される今回第 2 回目となる国際賞です。

また、本賞の授賞式典ならびに受賞を記念した基調講演、受賞者による記念講演を含む記念フォーラム「アジアコスモポリタン賞受賞記念奈良フォーラム」を 2014年 12 月21 日に奈良県において行います。多数のご参加をお待ちしております。

※ 本賞受賞に関する本人への直接の取材申込みはご遠慮願います。
<アジアコスモポリタン賞についてのお問い合わせ>
アジアコスモポリタン賞事務局
東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)
Email: asiacosmopolitan@eria.org
Tel:Tel: +62 21 5797 4460 Ext. 201(英語・日本語可)

<フォーラム内容・申し込みについてのお問い合わせ>     
アジアコスモポリタン賞受賞記念フォーラム事務局
日本コンベンションサービス(株)内
Email: naraforum2014reg@convention.co.jp
Tel:06-6221-5936
〒541-0042 大阪市中央区今橋4-4-7


❖ 大賞

マンモハン・シン(Manmohan Singh)

1932年9月26日、パンジャーブ州(現パキスタン領)生まれ。著書、「インドの輸出動向と自己持続成長の為の展望」(オックスフォード大学出版局)は、インドの貿易政策の根源となる初期の評論である。シン博士は、1948年にパンジャーブ大学に入学。オックスフォード大学ナフィールド・カレッジでは経済学を学び、1962年に博士課程を修了、博士号を取得した。1972年にインド大蔵省首席経済顧問、1991年から1996年の5年間大蔵大臣を歴任。彼の経歴における数々の賞や栄誉などの中でも特筆すべきは、1987年インドで2番目に栄誉ある賞とされる「Padma Vibhushan」を受賞した事や、日本経済新聞を含む数々の協会や団体からの表彰も受けている事である。1991年からインド上院議会議員。2004年から2014年まではインド共和国首相を2期務めた。

❖ 経済・社会科学賞

ピーター・デーヴィッド・ドライズデール(Peter David Drysdale)

オーストラリア国立大学アジア太平洋カレッジのクロフォード公共政策大学院名誉教授。彼の主たる関心分野は、国際貿易・経済政策と外交、東アジア経済、オーストラリアとアジア太平洋との経済関係および直接投資である。ニューイングランド大学での学士課程終了後、1967年にオーストラリア国立大学で博士号を取得。1978年にフルブライト奨学金でエール大学に進学。同氏は、数多くの著書、論文を発表し、オーストラリア・東アジア・太平洋地域の政策に多大な影響を与えてきた。2001年日本政府より旭日中綬章を受章。専門は国際貿易政策論、日本経済政策論、東アジア経済論。


ワン・グンウ(Wang Gungwu)

華僑、華人の移民について研究し、多くの著書を執筆している歴史学者。1986年~95年に香港大学の副総長を務めた。現在はシンガポール国立大学の教授であり、リー・クァン・ユー公共政策大学院の役員会会長でもある。また、東アジア学会会長、オーストラリア国立大学の名誉教授でもある。1994年福岡アジア文化賞受賞。


❖ 文化賞

リティー・パニュ(Rithy Panh)

1964年カンボジア・プノンペン生まれ。クメール・ルージュの強制労働収容所で家族を失いながらも生き延びた氏は1980年にフランスへ移住。IDHEC(高等映画学院)で学んだ後、映画制作者として記憶の作業に専念することを決心。彼の初のドキュメンタリー作品「サイト2:国境周辺にて」は、タイ・カンボジア国境のクメール難民キャンプについてのものである。2002年、「S21 クメール・ルージュの虐殺者たち」 はカンヌ国際映画祭で上映され大きな反響を呼んだ。また同氏はカンボジアに関する映像、写真、録音といった歴史的な資産を保存することを目的に2006年にプノンペンに開設された「ボファナ視聴覚資産センター」の創設者の一人である。氏の最新作、「消えた画 クメール・ルージュの真実」は2013年カンヌ国際映画祭「ある視点賞」を受賞、2014年のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品に選出された。今夏以降、日本各地で順次上映されている。


宝塚歌劇団(Takarazuka Revue Company)

1914年に兵庫県宝塚市で初公演を行って以来、今日も人気を集める未婚の女性だけで構成された歌劇団。現在では年間公演数約1300回、観客動員数約250万人を誇る劇団となり、2014年には100周年を迎えた。日々、夢とロマンに溢れる華やかな舞台芸術の創造と発信を続け、国内外の人々を魅了している世界的にも有名な劇団である。


東アジア・アセアン経済研究センターとは

( Economic Research Institute for ASEAN and East Asia/ERIA)

ERIAは、東アジア経済統合の推進を目的として、政策研究・政策提言を行う国際機関です。2007年の第3回東アジアサミットの議長声明等を受け、2008年にASEAN事務局において設立総会が開催され、正式に設立されました。本部はASEAN事務局があるインドネシアの首都ジャカルタにあり、参加国はASEAN 10カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)と日本、中国、韓国、インド、豪州、ニュージーランドの計16か国です。

ERIAは、政策研究事業の3つの柱として、「経済統合の推進」、「発展格差の縮小」、「持続可能な経済成長」を掲げ、調査分析・政策提言等の知的貢献を通じて、地域一体となった政策的取組を支援しています。域内の研究機関のネットワークなどと連携し各種政策研究プロジェクトを実施し、その成果を東アジアサミットやASEAN経済大臣会合等の場で各国首脳・閣僚を含む政策当局者に提言し、政策の実現を促しています。また、途上国の政策研究能力向上を目的とした人材育(Capacity Building)をはじめ、研究内容の普及と域内の産学官の幅広い関係者の意見交換の促進を目的として、各国において随時シンポジウム・セミナーを実施しています。

www.eria.org

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