NPO法人アフリカ日本協議会 会報『アフリカNOW』122号発行人種差別的な職務質問「レイシャルプロファイリング」、日常に潜む偏見など、「日本の多様性を問う」特集を掲載。

プレスリリース発表元企業:特定非営利活動法人アフリカ日本協議会

配信日時: 2023-04-18 13:07:42

「ブラック校則」「ブラック企業」などの表現は国際的には人種差別とみなされる

アフリカ日本協議会(共同代表稲場雅紀、玉井隆)が発行する会報『アフリカNOW』の最新号122号を刊行しました。
今号の特集は「日本の多様性を問う―職務質問、無意識の差別、医療へのアクセス」。現在の日本社会で、「多様性」の重要性が語られることは多くありますが、「多様性がある社会」の壁になっているものは何でしょうか。各記事では、当事者の体験や思いを紹介。多様性のある社会に向けて、どのような行動や変革が必要なのかを問う内容になっています。



アフリカ日本協議会 (AJF) では、日本におけるアフリカ理解や多文化共生を促進する事業や、アフリカにルーツをもつ子どもたちの集いの場であるアフリカンキッズクラブの運営を行っています。それらの活動を通して見えてきたのは、多文化共生社会がうたわれながらも、実際には、外見から犯罪の疑いをかけられる職務質問や、日常のなかで繰り返される無意識の差別や偏見からのマイクロアグレッションにさらされる若者や子どもたちの姿、在留資格を失ったことで医療へのアクセスや基本的人権が制限される実態です。

今回の特集では、アフリカにルーツをもつ若者と、レイシャルプロファイリングの実態調査を行った東京弁護士会の林純子弁護士らの座談会を通して、若者たちの経験と率直な思いを語ってもらいました。また、日常的に使用される「ブラック校則」「ブラック企業」など、「ブラック」をネガティブに使う造語が、国際的には差別とみなされることを指摘する論考、現場の医師として在留外国人の医療をめぐる問題について語った記事、さらに、日本で生まれ育ちながら仮放免であるために、自由を制限された若者の声を紹介しています。

『アフリカNOW』122号 体裁:1色刷り(PDF版はカラー)。24ページ
価格:会員は無料 非会員500円(+送料)。
申し込み:https://forms.gle/T8yA8cFkSuPaMpPH6
特集:日本の多様性を問うー職務質問、無意識の差別、医療へのアクセス

座談会: アフリカにルーツをもつ人々に対するレイシャルプロファイリング
ブラック校則・ブラック企業など、「ブラック」造語問題
浅香 朋美さんに聞く:海外での医療支援、そして日本国内での外国人の医療支援に携わって
AKC リレーエッセイ第15回 日本で生まれ育った仮放免者として  クアテン ユニス
ババルワ マゴクワナさん講演会報告/新型コロナとロックダウン下の南アフリカでジェンダーコミュニティをつなぐ
「国際保健とCOVID-19」ブログ記事から/「100日ミッション」は恒久的なパンデミック対策イニシアティブに成長できるか 他
映画紹介:「新型コロナが映す いのちの格差」書評:遠藤 貢・阪本 拓人 編『ようこそアフリカ世界へ』

[画像: https://prtimes.jp/i/17161/32/resize/d17161-32-e032581c2e33f42ae179-0.jpg ]

ウェブサイト https://ajf.gr.jp/africanow-122/

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